Bingが提供するウェブマスター向けのサイト管理ツール、Bing Webmaster Tools(Bing ウェブマスターツール)が一新しました。
公式アナウンスが出ています。
新しいツールでは次のようなセクションに分かれた統計データを入手できます。
- Crawl(クロール)
- Index(インデックス)
- Traffic(トラフィック)
それぞれのセクションを簡単に紹介します。
Crawlセクション
クロールしたページ数の推移、クロールエラーを確認できます。
XMLサイトマップはここから送信します。
すでに送信していたXMLサイトマップはリセットされてしまっているので再送信してください。
Indexセクション
Index Explorerという機能ではインデックスの詳細情報を知ることができます。
インデックスされていないURLの送信やURLのブロック指定ができます。
URLの通知は新しい機能ですね。
ほかには、再クロールの指示やキャッシュだけの非表示を設定できます。
このセクションは役に立ちそうです。
Trafficセクション
キーワード単位ごとのBing検索での表示回数とクリック数、CTRが分かります。
Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」と同等の機能ですね。
ただGoogleウェブマスターツールでは嬉しい機能でしたが、Bingからのトラフィックはかなり少ないので今のところは“宝の持ち腐れ”っぽい気がします。
新しいBing Webmaster Toolsには、ひとつ重要な機能が欠けています。
バックリンクデータのレポート機能です。
旧ツールではありましたが、なくなっています。
Yahoo!がBingに移行すると、1つ前の記事で書いたようにYahoo! Site Exoplorerが消滅してしまうことも想定できます。
管理サイトだけであってもバックリンクの状態は知っておきたいですよね。
追加されることを願います。
なお、Bing Webmaster Toolsを利用するにはSilverlightのインストールが必要です。