Yahoo!の検索システムがどうやら完全にGoogle移行したようです。
公式ブログでアナウンスが出るか出ないか、個人的には、特に言及することもせずに何ごともなかったかのようにやり過ごすんじゃないかと思っています。
公式のTwitterアカウントが下のようにツイートしていますが、どうなることでしょう?
@valid_seo アナウンスの旨、しかるべきタイミングで出せるよう担当者に申し伝えておきます。よろしくお願いいたします。
「しかるべきタイミング」がすでに怪しいし、「担当者」なんて本当にいるのでしょうか?
と、そんなことは置いといて、そして検索結果の分析は他の方に譲るとして、Google化で不自由に感じるのが被リンクチェックです。
検索結果がGoogleとほぼ同一になるだろうということで僕的には嬉しいのですが、バックリンクを調べるのにYahoo!のlink:コマンドが使えなくなるのは不便ですよね。
僕は、サイト診断を頼まれたときや競合度がどのくらいなのかを判断するときには、SEOの初動作業の1つとして対象サイトがどんなリンクを何本くらい集めているかを見ます。
ですが、Google化したYahoo!でサンプリングデータしか返さないGoogleのlink:コマンドの結果を調べてもほとんど役に立ちません。
今後はどうやってバックリンクを調べるかというと、次の2つのツールがおすすめです。
2つ目のOSEはリンク元ドメインのユニーク数やアンカーテキストの比率、nofollowリンク・301リダイレクトリンクの識別などのデータも取得できるパワフルなツールなのですが、有料メンバーにならないとすべてのデータを利用できません。
したがってほとんどのサイト管理者にとっては、米Yahoo! Site Explorerが link:コマンドの代替手段になるでしょう。
幸いに米Yahoo!がBingに移行を完了した後でも、Yahoo!のクローラがウェブを巡回し続けていてデータを更新しているそうです。
Yahoo!がグローバルでのBing移行を終える予定の、少なくとも2012年の始めまでは、Site Explorerを利用できます。
今後は、米Yahoo! Site Explorerでのバックリンク調査が増えるだろうということで、ボタン一発でlink:コマンドを実行できるブックマークレットを作りました。
Google ChromeとFirefoxで動作確認しています。
ブラウザのお気に入りに登録してご利用ください。
上は現在表示しているページに張られている被リンクを抽出します(=link:コマンド)。
下は現在表示しているページのドメイン全体に張られている被リンクを抽出します(=linkdomain:コマンド)。
ともに同一サブドメインからのリンク、つまり内部リンクは除外します。
内部リンクも含めた状態を知りたければ、結果ページで条件を変更してください。
P.S.
僕はJavascriptにはそれほど詳しくなくて、見よう見まねで作ったブックマークレットです。
動いていますが「こうしたほうがいい」というところがあればご指摘ください。