Google、cache:コマンドを廃止。Google検索のキャッシュを完全に見られなくなる

[レベル: 中級]

キャッシュ演算子を Google は廃止しました。
Google 検索のキャッシュを見ることは完全にできなくなりました。

cache: コマンド完全終了

Google は、検索結果(のこの結果について)のキャッシュリンクの提供を 2024 年 1 月に終了しました。
ただしこの時点では、cache: 検索コマンドを実行すれば、キャッシュをダイレクトに表示することは可能でした。
しかしながら、cache: コマンドもそのうち廃止する予定だと通知を出してはいました。

それでも昨日までは使えていたのですが、ついに実行に移されました。
cache: ももはや機能しません。

どの URL に対して cache: 検索を実行してもエラーページが表示されます。

cache:https://www.google.co.jp/に一致する情報は見つかりませんでした。

ドキュメントからも削除

Google 検索演算子の概要を説明するドキュメントが検索セントラルサイトにあります。

この記事を書いている時点では日本語ページは未更新のため、cache: コマンドがまだ掲載されています。

cache: コマンド

しかし、更新されたオリジナルの英語ページからは削除されています。 cache: コマンド

📷2 番目だった filetype: コマンドが先頭に来ている

cache: コマンドを単体で説明するドキュメントも削除されました。
現在はアクセスできません(cache: 廃止のログにリダイレクトされる)。

cache: 検索演算子

キャッシュを見たければ Wayback Machine

Google は、公式のキャッシュ機能の代わりにサードパーティの Wayback Machine と連携して以前のアーカイブを見られるようにしました。

一般ユーザーにとっては、Wayback Machine のアーカイブで十分に代替になるでしょう。
それでも僕たち SEO に取り組む人間にとっては、cache: コマンドが役立つ場面があったのも事実で、残念な廃止ではあります。

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