ブログのサイドバーに設置するお気に入りサイトへのリンク一覧を、「Blogroll(ブログロール)」といいます。
ブログロールの設置はブログの評価に影響を与えるのか、という質問に対してGoogle, Matt Cutts(マット・カッツ)氏がYouTube Google Webmaster Central Channelで回答しました。
質問者は、友人のブログにブログロールからリンクを張っていたところ、そのブログのPageRankが5から0に下がってしまったそうです。
関係があるのでしょうか。
Can my blogroll affect my blog’s reputation in Google?
結論から言うと、ブログロールからどのサイトへリンクしているかが問題になります。
スパムサイトだったり、ユーザーにとって何の役にも立たないごみサイトにリンクしていた場合は、あなたのサイトの評価を落とすかもしれません。
そして、ブログロールからのリンクを売っている場合も非常に危険です。
しかし、ブログロールだからというそれだけの理由で、悪影響を受けるということではありません。
質問者の友人のPR下降は、別の原因によるものだと思われます。
Matt Cutts氏自身は、ブログロールはすばらしいものだと認識しています。
そして、「Editorial links(自発的なリンク)」であるべきだとも言っています。
「どこへリンクしているかが問題になる」というのは、何もブログロールに限ったことではありませんね。
スパムサイトへのリンクだったり、お金を受け取って張っているリンクというのは、場所がどこであれ評価を下げるし、ペナルティの対象にもなりえます。
また、今はどうか分かりませんが、以前は全体の被リンクに占めるブログロールからの被リンクの割合が極端に高いと(ブログロールからのリンクばかり)だと、順位が下がるというような現象も見られました。
恣意的な人工リンクとしてみなされたからではないでしょうか。
ブログロールは、検索エンジンよりもユーザーのためのリンクととらえたほうがいいでしょう。
ユーザーに訪問してほしいサイトならば、ブログロールに掲載することはまったく問題ないし、ユーザーの役にも立ちます。
ただし、ブログロールのようにサイドバーやフッターなどすべてのページに表示されるリンク、ROS(Run Of Site)リンクは、メインコンテンツからのリンクと比べるとランキングを押し上げる力は弱いと言えます。