検索ボリュームが表示されるようなったGoogle AdWordsのキーワードツールを使って、狙いたいキーワードの検索数をチェックしている人も多いのではないでしょうか。
1年前にデータ更新が終了したオーバーチュアのキーワードアドバイスツール(現在は完全に消滅)の検索数は、SEO業者やアフィリエイターによって水増しされた数値で、信頼できるものではないとう事実を知っていた人もいるでしょう。
それでは、Googleのキーワードツールの数値はどうなのでしょう。
信頼するに値する数値なのでしょうか。
SEO初心者のEvoブログのパシフィカスさんは、数値の正確さは疑問だと分析しています(彼は、フェレットのファンのようですw)。
一方、海外での評価はどうかというと、SmackDown!ブログのMichael VanDeMar氏は、SEOには役に立たないと批評しています。
Google AdWordsのキーワードツールは、PPC検索だけを対象にしていて、Google検索全体を対象にしていないから、というのが大きな理由です。
また、あの検索数にはGoogleのパートナーサイトでの検索も含まれるようです。
これとは対照的に、PPC DiscussionブログのJeremy Mayes氏は、自分で調べた結果を見てかなり正確な数値だと、満足げです。
僕の場合、自分のアドワーズアカウントで分かるインプレッション数と、ツールで表示された数字を比較すると、近いものもあれば、誤差として許容できないものもあり、キーワードによって変わってきます。
Googleのキーワードツールを含めたキーワードリサーチツールの使い方に関して、High RankingsのJill Whalen女史は、Sphinnで次のようにコメントしています。
It’s certainly a decent tool, but as with all the KWR tools available, you really can’t put much stock in the numbers and never could. I always recommend looking at the relative position of the phrases in the list rather than looking at the numbers because they’ve always been fairly useless.
“それ(Google AdWordsキーワードツール)は確かにかなりいいツールだけれど、私たちが利用できるキーワードリサーチツールすべてに対して言えるように、その数字は大いに信用できないし、信用すべきではありません。数字を見るというよりも、フレーズ(キーワードのバリエーション)の中の相対的な順位を見ることを勧めます。なぜなら数字は、常にかなり使い物にならなからです。”
検索数そのものを気にするのではなく、ターゲットとするキーワードを含んだキーワードフレーズたちの検索数を相対的に比べなさいということです。
どんなキーワードツールを使うにせよ、僕たち外部のユーザーには正確な検索数を知ることはできません。
検索数依存症にならないようにご注意ください。w