下の検索結果ページ画像の「SERP1とSERP2」、「SERP3とSEPR4」はまったく一緒に見えます。
でも、微妙に違っています。
どこが違うか分かりますか?
▼SERP1
▼SERP2
▼SERP3
▼SERP4
見つかりましたか?
答えが分かった人は、こちらまで。
正解者には抽選で・・・。
いえ冗談です。(笑)
SERP1とSERP2の違いは、1位表示ページの周りの余白です。
SERP2の方が、広く取られています。
SERP3とSERP4の違いは、プラスボックスの「+」マークの太さです。
SERP4の方が、太くなっています。
これは、間違い探しゲームでもなんでもなく、Googleが行ったユーザーエクスペリエンスを高めるためのテストなんです。
普通に検索していたら、絶対に気づかないですね。
このようなテストをしてデータを集めることで、より見やすく、使い勝手のよい検索サービスを提供するのがGoogleの狙いです。
このほかには「stemming(ステミング)」もテストしています。
「stemming(stem)」とは、名詞の単数形・複数形や動詞の活用形の違いを取り除いてそろえることです。
下の図は、「hp printer dirivers(ヒューレットパッカード社のプリンタ ドライバ)」の検索結果です。
「drivers」と複数形で検索しても、単数形の「driver」が太文字表示されます。
他には、たとえばswimを検索してもとswims,swimming,swimerなども同じ意味として判断し、強調表示します。
stemmingは同じ単語から派生した単語の違いを取り除きます。
一方で、同じ意味を表す単語の「synonym(シノニム:同意語・類義語)」の強調表示も実験しているようです。
たとえば、”home”と”house”はsynomymです。
stemmingを正確に実行するのは日本語ではなかなか難しそうですが、synonymが本格化したらキーワードの使い方にも要注意ですね。