旧バージョンの Search Console から新バージョンの Search Console への切り替わりに伴う、ツールと機能の移行状況について Google はウェブマスター向けブログで説明した。移植とともに改善されるもの、置き換わるもの、廃止されるものなどさまざまだ。
Google Search Console
Search ConsoleのURL検査ツールのスクリーンショット機能が仕様変更。MFI移行サイトはスマホGooglebotが常にレンダリング
URL検査ツールのスクリーンショットは、パソコン用 Googlebot のレンダリングによって取得される。スマートフォン用 Googlebot のレンダリング結果を見るには “小技”が必要だった。ところが、レンダリングするユーザーエージェントの仕様に変更が入った。モバイル ファースト インデックスと関係がある。
URL検査ツールにスクリーンショット機能が追加。HTTPレスポンスやページエラー、JSログも
Search Console の URL 検査ツールに機能が追加された。次の情報も提供するようになった――レンダリング済みのスクリーンショット、HTTP レスポンス、読み込めなかったリソース、JavaScript エラー
Googleの正規URLを正確に調べたいならinfo:検索よりもURL検査ツールが適切
Google にインデックスされている正規 URL を調査する際に、info: 検索を利用することができる。しかし、確実に調べたいのであれば Search Console の URL 検査ツールを使用することを Google のジョン・ミューラー氏は推奨した。
2019年7月からは、ユーザー体験を損ねる、Better Ads Standards違反の広告が世界中でブロックされる
Better Ads Standards に準拠していない迷惑広告を非表示にする機能を米国とカナダ、ヨーロッパで Chrome が 現在実装している。この機能を、2019 年 7 月 9 日に全世界で有効にすることを Google はアナウンスした。
CSSのダウンロードが遅すぎると、Search Consoleでモバイルユーザビリティの警告が出ることも
たしかにモバイルフレンドリーなはずなのに、Search Console のモバイル ユーザビリティ レポートでモバイルフレンドリーではないと警告が出ることがある。しかも、一部のページに対してだけだ。理由の1つとして考えられるのは、CSS のダウンロードに時間がかかりすぎていてレンダリングが完了できていない状況。
新しいSearch Consoleはすべての404をレポートしない、影響を与える可能性があるエラーだけをレポートする
新しい Search Console は、サイトに影響を与える可能性があるクロールエラーだけをレポートするようになっている。旧 Search Console は、Googlebot が検出したすべてのエラーをレポートしていた。
Google Search ConsoleのURL検査にユーザーエージェントが追加。MFI移行の確認にも利用可能
Search Console の URL 検査ツールがそのページをクロールしたユーザーエージェントの情報を提供するようになった。モバイル ファースト インデックスに移行しているかどうかの確認に利用することもできそうだ。
Search Consoleの対象範囲がMFIの状態をレポートするように変更される
Search Console の インデックスカバレッジ(対象範囲)が、モバイル ファースト インデックスの状況に基づいてレポートするようになった。モバイル ファースト インデックスに移行済みのサイトに適用される。特に、エラーの数と新たな問題はモバイルファーストインデックスの状態を反映している。
Googleリッチリザルト テストツールがコードスニペットによる検証をサポート。JavaScriptのレンダリング確認にも使える
リッチリザルト テストツールで、コードスニペットによる検証が可能になる。現状では、URL を入力し公開されているウェブページの検証だけに対応している。、JavaScript を多用したサイトにとって役立つ使い道がリッチリザルト テストツールにはある。それは、レンダリングの検証だ。