Google によれば、モバイル検索の20%が今や音声検索になっている。こうしたトレンドを受けてか、オランダのアムステルダムで先日開催された Friends of Search 2017 カンファレンスで Google のゲイリー・イリェーシュ氏は、音声検索についてもスピーチのなかで触れたようだ。どんなことを語ったのかを垣間見ることができる、参加者のツイートを拾ってみた。
Google Search Console
Google、検索アナリティクスで音声検索フィルタを提供する予定なし。一方、強調スニペットのフィルタは開発中
音声検索のレポートをSearch Consoleの検索アナリティクスで提供することをGoogleは予定していないようだ。一方で、検索結果で増え続けている強調スニペットに関してはレポートを提供できるように取り組んでいるとのこと。
Google Search ConsoleのAMPレポートがエラーの「重大度」を区別して表示
Google Search ConsoleのAMPレポートにエラーの重大度を示す項目が追加された。致命的なエラーが出ている場合は、有効なAMPページとして認識させるために修正が必要。
Google Search ConsoleのプロパティセットでモバイルユーザービリティやAMPなど、さらに多くのレポートが集計対象に
Google Search Consoleのプロパティセットで提供されるレポートの種類が増えた。プロパティセットは、複数のサイトのデータを1つの”セット”としてまとめて集計レポートする機能。これまでは、検索アナリティクスのデータだけが集計対象だった。拡大により、モバイルユーザビリティレポートやAMPレポートなど、ほかのデータも集計できるようになった。
Google、Search Consoleから「コンテンツキーワード」レポートを廃止。SEOへの影響はゼロ
Search Consoleで提供していた「コンテンツ キーワード」レポートを廃止することをGoogleはアナウンスした。レポートは、すでに利用できなくなっている。しかしコンテンツキーワードは、単純にページ内のキーワード出現回数を示すものであり、関連性とはまったく関係ない。したがってSEOにはぜんぜん影響しない。役に立つのはハッキング診断くらい。
Google、検索アナリティクスにAMP用の新しいフィルタを追加: AMPカルーセルと通常検索結果で分けた絞り込みが可能に
AMP用の新しいフィルタをSearch Consoleの検索アナリティクスにGoogleは追加した。AMPカルーセルのなかに掲載されたAMPページと通常の検索結果のなかに表示されたAMPページにそれぞれ絞り込んで、レポートが可能。
Google、Search Consoleのインフラ更新を実施中。データ反映がストップするレポートあり
Googleは、Search Consoleのインフラの更新を実行中。その影響としてデータの更新が止まるレポートが出てくるかもしれない。インフラ更新が完了するまでには数週間かかる予定。
Google Search Console 検索アナリティクスのAMPフィルタはトップニュースのカルーセルだけが対象、すべてのAMPトラフィックを分析するにはページフィルタを使う
Search Consoleの検索アナリティクスでは、「検索の見え方」オプションでAMPに絞ってフィルタリングできる。このフィルタは、トップニュースのAMPカルーセルに掲載されたAMPページだけが対象。通常の検索結果に表示されたAMPページはフィルタ後の結果には含まれない。すべてのAMPトラフィックを分析するにはページフィルタを使うといい。
Google、AMPページの有効性を検証する「AMPテストツール」を公開
AMPを正しく実装できているかどうかを検証するための新しいツールをGoogleは公開した。名称はわかりやすく「AMPテスト」ツール。
インタースティシャルがわずらわしいかどうかを診断するツールをGoogleは提供する予定なし
モバイル向けページに設置したインタースティシャルがわずらわしいかどうかを診断するツールを、少なくとも今のところはGoogleは提供する予定はないようだ。またSearch Consoleのモバイルユーザビリティレポートにもエラーとしてあがってくることもなさそうだ。