[レベル: 上級]
Google は、コア ウェブ バイタルを計測するために提供している各種ツールを新しい定義の CLS に対応するようにアップデートしました。
Lighthouse も PSI も CrUX も 新 CLS で計測開始
新定義の CLS で計測するようになったツールは次のとおりです。
- Chrome デベロッパーツールの Lighthouse ※Canary チャンネル
- Lighthouse CLI v8
- Lighthouse CI v0.7.3
- PageSpeed Insights (PSI)
- PSI API
- BigQuery 用 Chrome UX レポート (CrUX) ※2021 年 6 月 8 日に更新
- Chrome UX レポート API
たとえば、PSI は Lighthouse v8 を利用して新 CLS でのラボデータを現在は提供するようになっています。
Chrome デベロッパー ツールで利用する Lighthouse は開発版 Canary が v8 にアップデートしており、新 CLS に対応しました。
安定版 Chrome は、v7.2.0 の Lighthouse なのでまだ以前の CLS で計測します。
BigQuery 用 Chrome UX レポート は 6 月 8 日に更新します。
このリストには含まれていませんが、Search Console のウェブに関する主な指標レポートも 6 月 1 日から新 CLS でレポートするようになっています。
また、いくつかのツールは以前の定義での CLS の計測も引き続きサポートします(新旧定義での結果を比較したり以前のデータとの整合性を保ったりしたいときに使うためですかね)。
ツールや API を使ってコア ウェブ バイタルのレポートを継続的に取得している人は、新しい定義の CLS でデータを取得するようになったことを認識しておきましょう。
更新の詳細は web.dev の解説記事で確認してください。