Googleは、Whoisに登録されたデータを見ていると言われています。
特に、2005年(2004年かも)にドメインレジストラとして認定されて以来、この憶測に拍車がかかっているようです。
期限切れドメインの取得などで、ドメインの所有者が変わったときにはそれまでのドメイン履歴がリセットされるというのも、GoogleがWhois情報を参照している証拠かもしれません。
WebmaserWorldのメンバーが、Whoisの個人情報の更新を忘れて、本当の名前や住所の公開状態に戻ってしまったところ、検索順位が下がったと報告しています。
原因は、Whois情報が変わったことで、ドメイン所有者も変わった(=別のサイトになった)と判断されたからだろうとみなしています。
しかし、このスレッドに反応したほぼすべてのメンバーは、Whois情報の変更によるランキングの下降には否定的です。
Whois情報を変えても、なんら順位に影響を与えなかったという事例も挙がっています。
Googleは、ドメイン所有者が変わると履歴をリセットするとは言っていますが、それは、ドメイン売買やサイト売買によりサイトのコンテンツに劇的な変化が発生したときに適用されるだけで、単にWhois情報が変わることだけが条件にならないという意見からです。
また、GoogleのMatt Cutts氏は、”Google might reset things”とコメントしていて、”might”は可能性の低い推量を意味しています。
決して、「リセットする」と断言はしていません。
確かに、所有者はまったく同一なのにWhois情報が書き換わったくらいでそれまでの資産を無視されたら、サイトオーナーとしてはたまったものではありませんね。
Googleが、ドメインの履歴をリセットするのに、Whois情報を参照しているとしても、他にもさまざまな要因をチェックしていることでしょう。