Chrome 69がオムニボックスのwwwをデフォルト表示に戻す。しかし10月リリースの70では再び非表示に

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Chrome 69 のオムニボックス(アドレスバー)では、サブドメインの www や m が表示されなくなりました。
しかしマイナーアップデートによって再び表示するように Google は仕様を変更しました。

ですが、次のバージョンの 70 では再度、非表示にするとのことです。

Chrome 69 で www を非表示 ⇒ 再び表示

Chrome 69 のオムニボックスでは、https のスキームと www サブドメインおよび m サブドメインを URL から非表示にするように仕様が変わりました。

https:// と www が非表示

Chrome の chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains フラグを Disabled に変更することで以前のように表示させることができます。

しかしその後リリースされた v69.0.3497.92 ではフラグがデフォルトのままでも https と www を表示します。
つまり、ロールバックしました。
設定変更は不要です。

69.0.3497.92

https:// と www が再表示

ユーザーからのフィードバックを受けての修正です。

Chrome 70 では再び非表示に

僕たち SEO に取り組む人間にとっては、www が消えるのはむしろ迷惑です。
仕様が戻ったことは歓迎すべきことです。

ところがホッとしたのもつかの間、10 月リリース予定の次バージョンの Chrome 70では、再び www をデフォルトで非表示にするそうです(m サブドメインは表示される)。

In M70, we plan to re-ship an adjusted version: we will elide “www” but not “m.”

www サブドメインはユーザー側(サイト管理者)側で制御すべきドメインではないという思想が根本にあるようです(www ありと www なしは常に同一のものであるということですかね)。

いずれにしても、来月には再び www がデフォルトで非表示になってしまうなら、今のうちから chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains フラグを無効にしておいた方がいいかもしれません。