[レベル: 上級]
CDNへ移行するとGooglebotのクロール速度が低下することがあります。
クロール速度の低下が問題になっているようなら、専用のフォーム経由でGoogleに報告することができます。
Googlebotのクロール問題を報告するフォーム
CDN移行にともなってクロール速度低下が発生したときの対処方法を、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イェーシュ)氏がTwitterでアドバイスしました。
If you switch to a cdn and your crawl rate drops, contact the googlebot team via the form in the crawl rate feature pic.twitter.com/cah8GpxxEL
— Gary Illyes (@methode) 2016年6月13日
もしCDNへ移行してクロール速度が落ちたなら、クロール速度機能のフォームからGooglebotチームに連絡するといい。
イェーシュ氏が言及したのはこちらのフォームです。
クロール機能に関する問題を報告できます。
CDNの利用を始めてクロール速度に問題が起きたなら、このフォームを利用するといいでしょう。
なお、CDN移行によるクロール速度の低下が発生する理由は、どのくらいの速度でクロールできるかを再学習する必要があり、それに時間がかかるためとのことです。
@SpecDigitalMkt need to relearn how much can we crawl and that takes time
— Gary Illyes (@methode) 2016年6月15日
クロール速度設定TIPS×2
ついでに、Search Consoleからのクロール速度の設定について2点補足しておきます。
クロール速度を速めることはできない
Search Consoleから、Googlebotの最大クロール速度を制限することができます。
このツールはクロール速度を落とすことはできても上げることはできません。
「高」に最大に合わせても今以上には速くなりません。
Googlebotのクロールが頻繁すぎてサーバーに余計な負荷をかけているときに、クロール速度を下げる目的で使います。
設定の有効期間は90日です。
CDNではクロール速度を制限できない
上で紹介したクロール速度設定はCDNを利用している環境では使えないことがあります。
「特別なクロール速度が設定されている」のようなメッセージが表示され、グレーアウトされています。
クロール速度を調整する必要は通常はないはずですが、CDNを利用しているなら念のため知っておくといいでしょう。