[レベル: 初級]
画像検索からのトラフィックを増やすためには、それぞれの画像に専用のランディングページを作成したほうがよさそうです。
画像ごとの専用ランディングページは Google を助ける
画像検索の最適化について Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が英語版オフィスアワーで次のように推奨しました。
画像検索が重要なら、画像に個別のランディングページを作ると役に立つ。
画像検索に関しては、ユーザーが URL を入力したときに、関連する追加情報とともに画像を中心に配置した純粋なページに着地するなら本当に助けになる。なぜなら、そのページが画像の良いランディングページだと私たちのシステムが認識できるからだ。
画像単独のランディングページを持つのは、画像検索においては非常に役に立つ。小さなサムネイル画像が 30 個も並んでいたら、どれが目的の画像かをユーザーが探し出すのは大変だ。
画像ごとに専用のページがあれば、そのページのメインとなるコンテンツはその画像だと Google が認識しやすくなります。
動画 SEO でも、動画ごとの専用ページの作成を Google は推奨していました。
まったく同じですね。
画像の場合はこんな感じの専用ページになるでしょうか。
質問者は、金融系のサイトを運営していて、ポートフォリオの画像を 1 ページに 10 〜 30 個、サムネイル形式で並べているようです。
クリックすると拡大した画像が出現します。
このような環境のサイトに対する画像検索の最適化にミューラー氏は言及したのです。
たしかに、画像検索からやってきたユーザーにとっても 30 個の小さな画像のなかから自分が見たかった画像を特定するのは簡単ではないでしょう。
1 つの画像だけの専用ページならユーザーも迷いません。
画像検索が重要なら専用ページを作成する
画像検索からのトラフィックをさして重要視していないのであれば、わざわざ専用ページを作る必要はありません。
そうではなく、画像検索からのトラフィックを重要視しているのであれば、各画像に専用のランディングページを作ります。
複数の画像をそのページには同居させません。
とはいえ、画像だけでは、何の画像なのかを Google はまだ完全には理解できません。
画像検索のベストプラクティス で推奨されている次のような施策も依然として Google を手助けします。
- ページタイトル
- キャプション
alt
属性- 画像サイトマップ
- 構造化データ
- etc.
📝すずきメモ: MUM のテクノロジーを利用した画像認識技術には目を見張るものがありますが、まだまだ開発途上です。
とにもかくにも、画像検索からのトラフィックを増やしたいと思うのなら、ミューラー氏のアドバイスに従って専用のランディングページを作りましょう。