[対象: 中〜上級]
リンクの否認ツールで送信したファイルの記述が不適切だった場合に、間違いを指摘するエラーメッセージが表示されるようになりました。
不適切なファイルは送信に失敗します。
アップロード失敗のエラーメッセージを通知
ファイルの記述が間違っていると下のようなエラーメッセージが表示されます。
どこがどう間違えているかを具体的に示している点が親切です。
また拡張子が「.txt」以外のファイルは拒否されます。
以前は、Word (.doc/.docx) や Excel (.xls/.xslx) などでも送信できたはずです。
プレーンテキストであっても、.csvも今は受け付けてもらえません。
記述が正しくなかったりファイル形式が.txtでなかったりしても、これまではとりあえず送信が完了しました。
結果的には、正常に読み取られないため処理されないのですが、送った本人は間違っていたことに気付きません。
しかし今は不適切な状態だとエラーを通知してくれます。
上で見せた2つのサンプルの他にも通知が出てくるエラーがあります。
否認ツールの扱いに慣れた人(慣れたくないけどw)なら当たり前のことだとしても、仕様を十分に理解せずにツールを使ってしまう人がたくさんいます。
エラー通知を表示してミスを指摘する改善は良いことですね。
ドメイン単位での否認を推奨
ついでなので、リンクの否認ツールのTIPSを2つ紹介します。
否認するリンクは、個別に指定するよりも「domain:」を使ってドメイン単位で否認することを、GoogleのMatt Cutts氏は推奨しています。
細かくではなく大ざっぱに指定するツールだからだそうです。
1本1本記述すると、漏れが出てくることがあります。
特に、コメントスパムや業者に依頼した自作ブログで不正にリンクを集めた場合は見過ごしがちです。
それに登録型ディレクトリは、登録するサイトが追加されるとページ送りで後のページに移動してURLが変わることもあり得ます。
「domain:」を使えば、1行の記述だけで、そのサイトからのすべてのリンクを否認するようにリクエストできます。
良いリンクと悪いリンクの両方が同じサイトに混在する場合は、「domain:」で指定するわけにはいきませんが、そういったケースは多くないはずです。
なるべく「domain:」で否認リクエストしたほうがいいでしょう。
リンク元ドメインがリダイレクトされている場合
あなたのサイトに不自然なリンクを張っているドメイン名がリダイレクトされて、別のドメイン名に変わったときは、新旧どちらのドメイン名のURLを記述すればいいのでしょうか。
基本的には、新しい(移転後の)ドメイン名のURLを否認ファイルに記述すれば大丈夫なようです。
ただ安全を期すためには、新旧両方のドメイン名のURLを書いておいたほうがいいかもしれないとGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏はアドバイスしています。
特に、リダイレクトを設定したばかりのときは両方書いたほうがいいだろうとのことです。
もしリンク元ドメインがリダイレクトされていたら、新旧両方のURLを念のために否認リクエストしておきましょう。
以上、リンクの否認ツールのエラーメッセージ通知の開始と2つのTIPSをこの記事では紹介しました。