GoogleのMatt Cutts曰く、「URL削除ツールで何千何万もの削除依頼を送信してはダメ」

サイトのコンテンツを検索結果からすぐに削除したいときには、Googleウェブマスターツールの「URL削除ツール」を使うことができます。

URL削除ツール

しかしURL削除ツールを使って何千、何万という削除依頼を送信するべきではないと、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が自身の個人ブログで注意を呼びかけました。

またURLを削除するために、10個以上ものたくさんのGoogleウェブマスターツールアカウントを作成するのも、絶対に推奨しないと話しています。

やり過ぎ・乱用と判断されるレベルまで大量のURLを削除依頼すると、依頼を拡大したり狭めたり、キャンセルしたりすることがあり得るとのことです。

まとまった数のURLを削除する場合は、1つ1つのURLに対して削除依頼を出すのではなく、ディレクトリレベルで削除できないか検討します。

ディレクトリごとURLを削除

ここからは僕からの補足です。

削除依頼を送信するときは、必ずそのページが消滅したことを伝えるか、またはGooglebotがアクセスできないように設定しておきましょう。

コンテンツを削除した場合は、404エラーを返すようにします。
一刻も早く削除したい場合は、410エラーでしたね。

コンテンツは残したままにしておいて検索結果から消したい場合は、robots.txtでGooglebotのアクセスをブロックするか、noindex robot metaタグでインデックスを禁止します。

Googleウェブマスターツールで100件も200件も404エラーがレポートされているのを見ると、気になって削除したくなりますよね。

自分が管理していない外部のサイトから間違ったURLにリンクされると404エラーがどうしても発生してしまいます。

間違ったURL

こういうのは自分では防ぎきれないですね。

ですが、404エラーが大量にあったとしても通常はランキングに影響を及ぼしません。

キレイにしたい気持ちは分かりますが、あまり過敏になる必要はありません。
放っておいても大丈夫です。

ただし内部リンクのリンク切れに関しては、なるべく修正しましょう。
リンク切れが多くなると、アクセスする必要のないURLにまでGooglebotがアクセスを試みるため、本当に大切なページへのクロールの妨げになるかもしれません。
結果として、間接的にランキングに悪影響が出てしまうかもしれません。

Googleウェブマスターツールの404エラーを無視しろということではなくて、404エラーを急いで解消するために大量のURL削除依頼を送信してはいけないというのがこのエントリで伝えたいことです。