[レベル: 初級]
先週アナウンスされたモバイル検索結果の新しいデザインがほぼ完全にロールアウトしました。
ファビコンが表示され、URL がページタイトルの上に位置します。
この記事では、ファビコン表示の新しいモバイル検索結果に関する追加の情報を解説します。
日本は URL にサイト名なし
日本の Google では、URL にサイト名は入りません。
トップページの URL がそのまま表示されます。
HTTPS サイトの場合は、https://
が含まれた URL になります。
左は日本語の検索結果です。
ウィキペディアの URL がそのまま表示されています。
そのあとにパンくずリストが続きます。
右は英語の検索結果です。
サイト名である “Wikipedia” が URL(パンくずリスト)の先頭です。
URL に関しては場所が変わったものの、表示形式に関しては以前と同じです(以前から、日本語検索ではサイト名は表示されず)。
Google 広告は「広告」ラベル
検索結果に掲載される Google 広告には日本語検索では黒文字で「広告」のラベルが付きます(これはファビコンではないと思う)。
一般ユーザーには、以前とどちらが広告だと鮮明に識別できるでしょうかね?
ファビコンの乱用は対策される
さっそくファビコンの乱用が発生しています。
こちらは、「Ad」というファビコンを設定した “いたずら” です。
How I made my Google organic search result look like a Google ad. https://t.co/8Qeoe7rnHr pic.twitter.com/bRBx0YLAR9
— Bill Hartzer (@bhartzer) 2019年5月26日
こちらは、ファビコンなんだか広告なんだか紛らわしいファビコンです。
Ad or organic? 🤔 pic.twitter.com/C49FMClvLp
— Mark Rofe (@iamrofe) 2019年5月25日
こちらはブランドサイトのファビコンを模倣したファビコンです。
To which phishing sites & bad actors are going to have a field day with.
Something already expressed by many to their team obscuring URLs.
Tell me which is the right site?
Bad actor. Get similar favicon to big brand. Add big brand name to title. BOOM! Catch the honey.@Google pic.twitter.com/tOr4QEcpWY
— Kristine Schachinger (@schachin) 2019年5月26日
いろんな細工ができぞうですが、ファビコンの乱用に手を出すの絶対にやめましょう。
Google は、ファビコン スパムが出てくることを十分に予測していて、自動で検出する仕組みを準備していたとのことです。
また、検索結果のフィードバックからすでに乱用のレポートが送られてきているそうです。
We have automated means and already can take reports by those who use the Feedback link at the bottom of the page or though our spam reporting page https://t.co/n8jLZFWVJ5
If we think we need more specific tools, those might get added.
— Danny Sullivan (@dannysullivan) 2019年5月27日
乱用が認められたサイトは独自のファビコンが表示されなくなる可能性がありまず。
デフォルトの地球儀マークのファビコンが代わりに表示されます。
I'd suggest you switch back ASAP. This wasn't unanticipated. In cases of inappropriate favicons — and this almost certain will be such — we can change the site to only get the default favicon https://t.co/wZYUBkW1Aa pic.twitter.com/W0kevj8EFw
— Danny Sullivan (@dannysullivan) 2019年5月27日
If we see favicons that are deemed inappropriate, we can drop sites from the ability to have their own and show only a default: https://t.co/wZYUBkW1Aa pic.twitter.com/zebF8o0w9k
— Danny Sullivan (@dannysullivan) 2019年5月27日
ガイドラインでも警告しています。
わいせつな表現やヘイト表現に関連するシンボル(例: かぎ十字章)などの不適切なファビコンは表示されません。該当する表現がファビコン内で見つかった場合は、デフォルトのアイコンに置き換えられます。
※強調は僕による
「わいせつな表現やヘイト表現に関連するシンボル(例: かぎ十字章)」の部分はあくまでも例ですね。
Google が不適切だと判断するファビコンはすべて禁止です。
ガイドラインを守って、ブランディングにつながるファビコンを設置しましょう。