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ファーストビューに CTA 要素を配置しても悪い影響を SEO には通常は与えません。
ファーストビューの CTA を Google は推奨していない？
スクロールせずに最初から表示されているスクリーン領域に CTA のボタンを設置すべきではなく削除するように Google は推奨しているとクライアントが主張している。本当か？
こんな趣旨の質問が Reddit の SEO 掲示板に投稿されました。
Google の John Mueller（ジョン・ミューラー）氏は次のようにコメントを返しました。
Google 検索では CTA ボタンついては何も言っていない。ひょっとしたら、広告かアクセス解析の話では？
上部に部分的にボタンを置くと問題になるかもしれないが、それは時間がたつと HTML を壊してしまう可能性がありそうだからだ。
CTA は “Call To Action” の略です。
購入や申し込みなど、訪問者がコンバージョンのためのアクションを起こすためのボタンやリンクといった要素を指します。
たとえば、Google AdSense のトップページには CTA として「ご利用開始」ボタンが設置されています。
このような CTA 要素をファーストビューに設置すると SEO にマイナスだと言われたのだが事実とは思えないとして質問者は意見を求めたのです。
ミューラー氏がコメントしたように、実際には、ファーストビューに CTA 要素を配置したからといって、それだけが理由で評価が下がることはありません。
関連性がない大きな CTA は広告扱いされるかも
通常の CTA であれば ページ上部に設置しても問題には普通は問題にはなりません。
しかしながら、ページのコンテンツとは無関係だったり大きすぎたりすると煩わしい広告とみなされ評価を下げられる原因となる可能性があります。
メインコンテンツを押し下げてしまいユーザー体験を損ねるからです。
多過ぎる広告をファーストビューに掲載しメインコンテンツを利用しづらくしているページの順位を下げるアルゴリズムが Google にはあります。
📝すずきメモ: アップデートを何回か繰り返し、現在はコア アルゴリズムに組み込まれているかもしれない
たとえば、自動車保険について書かれている記事のページに自動車保険の資料請求の申し込み用 CTA をページの上部に置いても問題にはならないでしょう。
一方で、オレンジ🍊について説明しているページのトップに自動車保険の資料請求申し込みフォームをでかでかと設置したら煩わしい広告だと Google は判断してしまうかもしれません。
CTA をファーストビューに置いても構いません。
とはいえ、ユーザーのページ利用を妨げたりページの目的とは関係がなかったりする CTA は避けたほうが無難でしょう。