昨年12月に、Googleは、「Parked Domian(パーク・ドメイン)」にAdSense広告を表示させる”AdSense for domains”の一般提供を開始しました。
AdSense for domainsに利用されるパーク・ドメインの中には、ドメイン名の入力打ち間違いを想定したものも数多くあります。
入力間違い、タイプミスのことを英語で「typo(タイポ)」といい、typoを狙ったアクセス誘導を「typosquatting(タイポスクワッティング)」といいます。
著名なサイトのドメイン名のtyposquattingは、トラフィックを集めるのに(不正?)利用されることもしばしばです。
Google Blogscopedが、AdSense for domainsが貼り付けられているtyposquattingサイトの実例を公開しているので、紹介します。
techcrunc.comは、techcrunch.com、redit.comは、reddit.comのtypoになりそうです。
※例に挙げられているサイトのドメインには、著名なサイトよりも先に取得されたドメインがあるので、最初からtyposquattingを狙ってはいなかったと思われます。
どの位の収益があるんでしょうね。
日本でも著名サイトに類似したドメイン名が取得されています。
たとえば、yhoo.co.jpやrakuen.co.jp、amazonn.co.jpです。
※これらのドメイン所有者が、typosquattingを狙って取得したかどうかは分かりません。
現在、AdSense for domainsは日本サイトでは申請できませんし、日本での提供予定も今のところなさそうです。
AdSense for domainsが日本でも始まったときのために、想定されるtypoでのドメインをあらかじめ取得しておこうと考える人もいるでしょうが、商標侵害だとして訴訟を起こされることも十分考えられるので、気を付けましょう。
P.S.
記事タイトルは、ネタ元のBlogsopedに倣ってわざとtypoしてみました。(笑)