モバイル検索結果のファビコンは(サブ)ドメイン単位で取得される

[レベル: 初級]

先日 Google はモバイル検索結果にファビコンを表示するようにしました。

このファビコンはドメイン単位、もう少し正確に言うとサブドメイン単位で決定されます。
したがってページ単位でファビコンを切り替えることはできません。

トップページで設定されたファビコンを取得

ヘルプページ検証結果から判断する限りでは、トップページで設定されたファビコンを検索結果に表示するファビコンとして Google は取得するようです。

ホームページのヘッダーに次の構文の <link /> タグを追加します。

Google では、ホームページをクロールするたびにファビコンの有無、またはファビコンの更新の有無を確認します。ファビコンを変更し、Google にその変更を知らせたい場合は、サイトのホームページのインデックス登録をリクエストできます。

※強調は僕による

ページごとにファビコンを変える人も珍しいと思うので問題はないでしょう。
ただし、トップページでのファビコン指定は確実にしておきましょう。

サブドメイン単位

より正確には、モバイル検索結果のファビコンはサブドメイン単位で取得されます。
これは検索結果を見れば一目瞭然です。

次の 3 つはどれも google.com ドメインのサイトの検索結果です。

ヘルプページのファビコンはおなじみの Google ロゴです。

モバイル検索結果のファビコン

デベロッパー向け公式ブログはデベロッパー系プロダクトのロゴです。

モバイル検索結果のファビコン

モバイルフレンドリー テスト ツールはファビコンが設定されていないらしく、デフォルトの地球です。

モバイル検索結果のファビコン

一般的には、テーマが異なるサイトを公開するときにサブドメインを使うので、ファビコンもサイトのテーマに合わせたいはずです。
特に、ブログサービスのようにサブドメイン単位でスペースをユーザーに提供している場合には全ユーザーが同じというのは適切ではないですね。

Googleが サブドメイン単位でファビコンを選択してくれるのは適切な仕様と言えるでしょう。

ブランディングにつながるファビコンを

さて最後に、検索結果を見ていて避けたほうがよさそうだと僕が感じたファビコンのデザインに触れておきます(あくまでも、個人の感想です😉)。

  • 白のスペースが多すぎる――何が描かれているかわかりにくい
  • 文字―― 1 文字ならいいけど、たくさん書かれていると小さくて読めない
  • 指定したサイズ(48 ピクセルの倍数)になっていない――ぼやける、歪む

モバイル検索結果のファビコン

デフォルトの地球のほうがマシに思えます。💦

あなたのサイトであることを検索結果ですぐに見つけてもらえるようなファビコンを設定しましょう。
ファビコンもブランディングの一環です。