Googleが、今年の3月に更新したPatent(特許)『Information retrieval based on historical data』を元に、Googleがリンクの年齢をどのように評価している(可能性がある)か、について解説しました。
今日は、まだ触れていなかった部分を取り上げます。
According to another implementation, the analysis may depend, not only on the age of the links to a document, but also on the dynamic-ness of the links. As such, search engine 125 may weight documents that have a different featured link each day, despite having a very fresh link, differently (e.g., lower) than documents that are consistently updated and consistently link to a given target document. In one exemplary implementation, search engine 125 may generate a score for a document based on the scores of the documents with links to the document for all versions of the documents within a window of time. Another version of this may factor a discount/decay into the integration based on the major update times of the document.
リンクの新しさ(Freshness)は、リンク先のページの情報の新しさを示す指標として評価されますが、必ずしも新しければいいというものではありません。
リンクの“dynamic-ness”も関与してきます。
“dynamic-ness”とは、「頻繁に変化する」ことを意味します。
ダイナミックなリンクとは、たとえば
サイトのホームページに「人気記事」を紹介し、その記事がスライド形式で入れ替わったり、
「新着記事」や「What’s New」として、毎日リンク先が更新される場合です。
つまり、日々更新されたりして掲載されている時間が短いリンクのことですね。
頻繁に更新されるダイナミックなリンクは、たとえ新しいとしても、固定されたスタティックなリンクよりも低い評価を与えられる可能性があります。
リンク先のウェブページの価値を上げるという意味では、新着記事からのリンクは対して役に立たないのかもしれません。
(「かもしれません」というのは、あくまでも特許で述べられているだけで、実装されているとは限らないからです)