[レベル: 初級]
Search Console の検索パフォーマンスレポートの更新頻度を Google は改善しました。
当日中、早ければ、数時間以内のデータを確認できます。
- Official Google Webmaster Central Blog: Fresher data in your site’s Search Performance report
- Google ウェブマスター向け公式ブログ: サイトの検索パフォーマンス レポートでより最新のデータが利用可能に
最新のデータを入手可能に
検索パフォーマンスのレポートが最新のデータで更新されます。
1 日以内の最新データを入手可能です。
検索パフォーマンスレポートにアクセスするとメッセージが出てきます。
ダッシュボードの右上に「最終更新日」が出ています。
キャプチャは 13 時間前になっていますが、タイミングによっては 5 〜 6 時間前くらいのデータに更新されています。
期間フィルタで、最新日(当日中)のデータに絞り込めます。
Google アナリティクスのリアルタイムレポートにはかないませんが、数時間のデータが手に入るのはいろいろな利用価値がありそうです。
太平洋時間での集計
注意点があります。
レポートは、太平洋時間 (PT: Pacific Time) で集計されます。
検索パフォーマンス レポートに限らず、Search Console のデータはすべて太平洋時間に基づきます。
ヘルプには書かれているのですが、知らない人も多いはずです。
時間が合わないため、困惑しがちです。
Search Console 内に注釈が入りました。
太平洋時間は、米 Google 本社があるカリフォルニア州が採用してるタイムゾーンです。
日本時間との時差は次のとおりです。
- 太平洋標準時 (PST): 17 時間(日本が進んでいる)
- 太平洋夏時間 (PDT): 16 時間(日本が進んでいる)
※夏時間の切り替えに合わせて検索パフォーマンスのレポートの時間帯も変更するのかはわかりません。確認します。
日本は UTC よりも進んでいる一方で PT は UTC よりも遅れています。
その関係で時差は小さくありません
午後までは、1日近く前の日付になってしまいます。
認識しておきましょう。
ほかにも注意点があります。
Search Analytics API および Discover レポートは従来どおり 3 〜 4 日前のデータのままです。
最新データが手に入るのは検索パフォーマンス レポートだけです。
個人的には、Discover レポートで最新データを見たいものです。
Discover にはその日のコンテンツが掲載されるパターンが圧倒的だからです。
さらなる改良に期待です。
また、最新データは暫定的なものです。
最終的に数値が変わる可能性があります。
日付ソート機能
もう 1 つ改良があります。
日付ソート機能が付きました。
日付での並べ替えや絞り込みが簡単にできます。
期間を指定しての分析が容易になるはずです。
日付ソート機能は Discover レポートでも利用可能です。
最新データと日付ソート機能の提供で検索パフォーマンスレポートがますます使いやすくなりましたね。
活用しましょう。