[レベル: 上級]
Google の Gary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏が SEMrush のインタビューを受けました。
テーマは構造化データです。
インタビュー記事の最後には、Twitter で募集した質問への回答も掲載しています。
インタビューそのものよりもこちらのほうが(僕には)参考になったので共有します。
構造化データについてのツイッター民からの質問とその回答
Q. ページ間の参照を Google は認識するか?
A. 別々のページの間でのエンティティの参照も Google は考慮に入れる。
@id
でオブジェクトを関連付けること。同じページでのマークアップを関連付けることが多いが、別のページでも大丈夫とのこと。この場合、@id
の値は完全な URL で指定する。SDTT や RRT の検証では認識されないかもしれないがツールが対応していないだけと思われる。Q. 同じ人物や組織に言及しているエンティティを Google が同一視することを手助けするのに最も簡単な方法はなにか?
A. 有名であること (celebrity) を示す構造化データでエンティティを頻繁にマークアップするなら、完全に同じマークアップを使う。Google は一貫性を好む。そのサイト内だけではなく、ウェブ全体で一貫性を保つといい。
Q. リッチリザルトに使われていない構造化データでもページのコンテンツ理解を手助けする目的で使うことは役立つか?
A. 構造化データの利点はリッチリザルトだけではない。関連性がありそうならどんな場面でも構造化データを Google は利用する。そのページが何についてのページなのかを検索エンジンが正しく決定できれば、より関連性が高いトラフィックをもたらす可能性が出てくる。
モバイルフレンドリーであることとページの読み込み時間を遅くしないようにバランスを取って、適切な場面であればどこでも構造化データをマークアップするといい。
Q. サブタイプも Google はサポートするのか? たとえば、Product
のサブタイプである Car
はどうか?
A. schema.org にあるタイプ(サブタイプ含む)を Google はすべてサポートする。
Q. リッチリザルトが出るのは検索結果の 1 ページ目だけか? 2 ページ目以降でも出るのか?
A. 普通は 1 ページ目だけにリッチリザルトが表示される。しかし、ときおり 2 ページ目以降にも表示するテストをすることもある。
Q&A は以上です。
インタビュー本体にももちろん重要な情報は含まれています。
構造化データのスキルを伸ばしたい方は読むといいでしょう。