Googleツールバーが、Firefox 5 以降のバージョンに対応しないことが公式にアナウンスされました。
理由は、Googleツールバーが提供してきた機能のほとんどがFirefox自体に内蔵されているか、もしくはアドオンで拡張可能だからだそうです。
ヘルプにも説明ページができあがっています。
僕たち、SEOに取り組むサイト管理者にとってはPageRankをチェックするのにGoogleツールバーは欠かせない存在でしたね。
ツールバーのPageRankは頼りにならない数値だとはいえ、ページの強さの大まかな比較やペナルティを受けていないかの判断材料として、あればあるに越したことはありませんでした。
僕は、メインのブラウザがGoogle ChromeなのでFirefoxを使うことはほとんどないのですが、それでもサイト診断を頼まれたときにはツールバーの付いたFirefoxを立ち上げることがあります。
地味ながら便利に僕が使っていたのが、PageRankゲージの脇にある「▼」ボタンを押すと出てくるキャッシュ表示です。
もっともキャッシュ表示用のブックマークレットを使えばいいだけの話ですけどね。
Googleにとっても、ページの表示速度の計算にはツールバーをインストールしたユーザーのデータを利用していたりツールバーの検索ボックスからの検索をウェブ履歴に保存していたりと、多くのユーザー使ってもらう価値があったはずなのですが、そういうのはもう不要ということでしょうかね。
何はともあれ、FirefoxのGoogleツールバーに長い間お世話になったことに感謝します。
今までありがとう!
最新版のInternet Explorer 9では、Googleツールバーは今のところサポートされています。
次バージョンをサポートするかは分かりませんが、IEは9にバージョンアップしたばかりなのでしばらくは大丈夫でしょう(Firefoxのように更新頻度を上げることはないはず)。
FirefoxでGoogleツールバーを使い続けたければ、Add-on Compatibility Reporterというアドオンをインストールするといいです。
Add-on Compatibility Reporterは、Firefoxのバージョンアップによりサポートされなくなったアドオンを無理やり有効化するアドオンです。
Firefox 5でもGoogleツールバーを動かすことができます。
ただすべての未サポートアドオンを動かせるとは限らないので、いつのバージョンまで持ちこたえられるかという問題は残ります。
だましだましでも使える限りはFirefoxでもGoogleツールバーを使い続けるか、いずれは使えなくなるのだからさっさと見切りを付けるか、選択はあなた次第です。