Googleの検索結果を解剖-詳細解説

・メルマガ #112(2007/12/01発行)のバックナンバー
※一部修正

Googleの検索結果を解剖で紹介した、GoogleのMatt Cutts氏主演のGoogleの検索結果ページの各項目を解説します。

Matt Cutts氏が解剖したのは、次の項目です

  1. タイトル
  2. スニペット
  3. ボールド
  4. サイトリンク
  5. その他(キャッシュ、メモなど)

グーグル検索結果画面の項目
※クリックで拡大表示

順に、説明します。

1つめのタイトルです。

タイトルは、ものすごく重要な要素です。

通常は、「title」タグの内容が表示されます。

Matt Cutts氏は、1個か2個のキーワードをタイトルに入れるといいと、SEOのヒントを出してます。

ビデオの中で例に出したStarbucksは、タイトルが、「Starbucks HomePage」になっていますが、それよりは、「Starbucks Coffee」のほうがいいと言ってます。

「Homepage」は、ここでは価値のないキーワードですからね。

その点、日本のスタバの公式サイトのタイトルは、「Starbucks Coffee Japan」となっていてよろしいです。(^^)

ODP(DMOZ)に登録されているサイトは、ODPのアンカーテキストがタイトルになる場合があります。

それがいやなときは、次のタグをheadセクションに記述します。

<meta name="robots" conent="noodp">

ちなみに、Yahooカテゴリ登録サイトもタイトルや、このあと説明するスニペットが、カテゴリの登録情報から引用されるときがあります。

それがいやなときは、このタグを記述します。

<meta name="robots" conent="noydir">

noydirタグは以前に解説しました。

次は2つめの、「スニペット(snippet)」です。

スニペットというのは、検索結果に表示されたウェブページの簡潔な説明文です。

通常は、「meta discription」タグに記述された内容が表示されます。

でも、サーチエンジンが、検索に使われたキーワードとの関連性が薄いと判断したときは、ページ内の関連するコンテンツから抽出します。

1ヶ所の場合もあるし、複数の場所から引っぱってきて、くっつける場合もあります。

スニペットは、検索者がクリックするかどうかに大きく影響するので、とても大切な要素です。

上位に表示されてるのに、クリック率が悪いときは、見直す必要がありますね。

狙っているキーワードで、思うようなスニペットが表示されているか確認しましょう。

3つめは、「ボールド(太文字)」です。

検索に使われた語句がタイトル、スニペット、アドレスに含まれていると太文字で強調表示されます。

目立ちます。
ユーザーの目を引くので、結果としてクリック率が高くなります。

狙ったキーワードを適切に散りばめるといいでしょう。。

4つめは、「サイトリンク」です。

「サイトリンク(Sitelinks)」は、初めて聞いた人もいるかもしれません。

「サイトリンク」というのは、同じサイト内の別ページへのショートカットリンクを、検索結果の下に列挙する機能です。

「スターバックス」の検索結果には、「サイトリンク」が見えます。

サイトリンクを、「新手のアドワーズ広告か?」と思う人がいますが違います。

「サイトリンク」が表示されるかどうかは、アルゴリズムで自動化されてます。

検索したユーザーに、そのサイト内の他のページを提示するための親切なサービスとして導入されていています。

最後に、その他の項目を簡単に説明します。

スニペットの下には、検索結果の「ウェブページのアドレス」と、「データのサイズ」が表示されます。

アドレスは、説明いりませんね。
ウェブページのアドレスです。w

自分のサイズを気にすることはあっても(笑)、ページのサイズを気にすることって、まずないんじゃないでしょうか?

インターネットの回線が貧弱だったころは、大きいサイズのページの表示に時間がかかったので、クリックするのをやめるとか、そういうのに役立ったのかもしれません。

「キャッシュ」は、クローラが巡回してインデックスしたときの情報です。

キャッシュのリンクをクリックすると、Googleのデータベースに保存されている情報を、見ることができます。

クローラの訪問後にページ更新していれば、過去のデータになりますね。

サーバーがダウンしているときとか、会社の中でアクセス規制がかかっているサイトを見るときに、役立ちますよ。

「関連ページ」は、文字通り関連性のあるページを表示します。

「スターバックス」の関連ページには、「マクドナルド」や「タリーズ・コーヒー」がありました。

確かに、関連性がありますね。

「メモをとる」は、Googleアカウントでログオンしていると、検索結果に関する情報を保存しておくことができます。

いちばん下に「○○からの検索結果」というリンクが出現することもあります。

これは、検索キーワードを「そのサイト内で」再検索してくれます。
(「site:」コマンドを使って検索範囲を限定した検索)

最後に、「スターバックス」の検索結果には出ないんですが、米Googleで「starbucks」を検索すると「Plus Box(プラスボックス)」という、「+」マークが出ます。

これは、追加の情報、たとえば「株価情報」「所在地情報」が表示されます。

以上です。

普段何気なく見てる検索結果ですが、じつにいろいろな項目がありますね。

検索順位だけじゃなくて、それぞれの項目にも注目しましょう。

今日説明した項目のSEOに関連するテクニックは、別ポストで解説しています。