Googleは、新しいウェブページを上位表示させるようにアルゴリズムを変更しているかもしれません。
Google Oprationg System Blogが、『Google Artificially Promotes Recent Web Pages』という記事で指摘しています。
Googleの2008年を祝福したロゴは、「January 1 tcp/ip」というキーワードでの検索にリンクされていました。
※今年は、インターネットの通信規格であるTCP/IPプロトコルが誕生して25周年で、これも祝ったらしい。
上位に表示されているのは、できて間もないウェブページで、Googleが重要視するといわれているページの古さはないし、バックリンクもゼロに近い数字でしょう。
さらに時間の経過とともに、次々と新しくインデックスされたページが上位に表示されてきたそうです。
これは、Googleが新しいページを上位にもってくるようにアルゴリズムに変更を加えているのではないかという分析に繋がります。
ただし、すべての検索に当てはまるわけではなさそうです。
僕が以前に海外SEOメルマガで解説した、「QDF(Query Deserves Freshness)」に相当する検索です。
※「QDF(Query Deserves Freshness)」というのは、「Freshness(新しさ)」が求められる検索。たとえばホットな話題、つまり熱い注目を浴びている時事ネタに関する検索のこと。『New York Times』が、Googleの検索アルゴリズムを開発している「Search Quality」部門のエンジニア、Amit Singhal氏にインタビューしたときに明らかになった。
キーワードの検索ボリュームの推移を時系列で見ることができるGoogle Trendsで調べると、2007年の大晦日から2008年の元日にかけて、急激に検索数が増加しています。
ロゴに「january 1 tcp/ip」の検索がリンクされているので、ロゴをクリックすると自動的にクエリが発行されたからですね。
「january 1 tcp/ip」は人々が注目したホットなトピックだとアルゴリズムが判断して、QDFが発動された可能性があります。
Googleから公式な発表はありませんが、新しいページが上位に表示される現象はいくつも報告されています。
ホットな話題を見つけたら、急いでコンテンツを次々と作成れば上位を独占できるかもしれませんね。