Google、新型コロナ関連ニュース記事のモバイル検索を改良――ローカルニュース専用カルーセルの導入・AMP対応を不要に

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Google によれば、新型コロナウイルス (COVID-19) 関連のクエリが急増し長期にわたって検索され続けているそうです。
この状況に対応するために、コロナ関連のニュースコンテンツの検索結果に関して 2 つの改良を Google は加えました。

  • ローカルニュース専用のカルーセルを導入
  • トップニュース掲載に AMP を不要に

ローカルニュース専用のカルーセルを導入

検索者の地域におけるコロナ関連のニュースに絞った記事だけをカルーセル形式で掲載する「ローカルニュース」ボックスを 4 月から導入しています。

コロナ関連のローカルニュース カルーセル

僕は東京都在住なので東京でのコロナ関連ニュースだけが掲載されています。
もしあなたが北海道在住なら北海道でのコロナ関連ニュースが、福岡県在住なら福岡でのコロナ関連ニュースが掲載されます。

たとえば、感染者情報だったり自粛・休業要請情報は自分が住んでいる地域のものが特に気になるはずです。
そういった地域に限定した情報収集の要望にローカルニュース ボックスは対応できます。

トップニュース掲載に AMP を不要に

モバイル検索でトップニュース カルーセルに掲載されるには AMP 対応している必要があります。
しかし、コロナ関連の検索結果においては AMP 対応していない記事でもトップニュースに掲載されるように Google は条件を変更しました。

AMP 対応していなくてもトップニュースのカルーセルに掲載される

両端の記事は AMP 対応しています(画像の右上に AMP マーク⚡が見える)。
一方で、2 番目と 3 番目の記事は AMP 対応していません。

AMP 対応していなくてもトップニュース カルーセルに掲載されるのは、ローカルニュースでも同様です。

より多くのコロナ関連ニュースをユーザーに届ける目的で条件を緩和しました。
AMP 対応していなくても目立つ場所に記事が掲載されることはユーザーが情報を得やすくなります(記事発行者にとっても露出が増え、良いこと)。

なおコロナに関連していないクエリの場合は、モバイル検索のトップニュース カルーセルに掲載されるには AMP 対応が必要です。

[H/T] Google SearchLiaison