[レベル: 初級]
Google は、スパムレポートで選択できる問題として次の 2 つのスパムを追加しました。
- サイトの評判の不正使用
- 期限切れドメインの不正使用
約束どおりに追加
サイトの評判の不正使用のスパムポリシーの 5 月 5 日からの適用開始をリマインドしたときに、スパムレポートの選択項目にも追加することを Google は約束していました。
昨日、おとといあたりに約束どおり追加されました。
スパムレポートの「ページがスパム行為に関与している」を選択して進むと、発生した問題のカテゴリから「サイトの評判の不正使用」と「期限切れドメインの不正使用」を選べます。
数日前までは、これらのスパムは選択できませんでした。
スパムレポートからの通報は改善に利用されるだけ、直接の対処なし
サイトの評判の不正使用や期限切れのドメインの不正使用に該当するサイトに検索結果で遭遇したらスパムレポートから通報するわけですが、知っておくべきことがあります。
スパムレポートから送信したとしても、そのサイトに何らかの対処を Google が直接手動で施すことは通常はありません。
スパムとフィッシング、マルウェアの報告について説明するドキュメントの冒頭には次のように書かれています。
Google の検索結果にスパム、有料リンク、マルウェアによるものと思われる情報が表示されている場合や、質に関するその他の問題に気づいた場合は、以下のフォームのいずれかをご使用ください。Google がこうした報告に基づいて違反に直接対処することはありませんが、検索結果を保護するスパム検出システムの改善方針を検討するうえで、皆様の報告が重要な役割を果たしています。
レポートから通報しても手動対策が課せられたりはしません。
スパム対策システムの改良の参考になりうるだけです。
スパムポリシーに違反しているサイトが自分よりも上位表示している状況で、スパムレポートで通報してもすぐに対処してもらえないとしたら、より不満に感じるかもしれません。
それでも、スパムレポートの役割は情報を集めるためということを理解して、スパムを発見した際には Google に教えてあげましょう。
長い目で見れば、スケーラブルに対処してもらえると信じて。