[レベル: 中級]
Google の現在の検索結果には、従来の青色リンクのほかリッチリザルトや強調スニペット、ナレッジグラフ カードなどさまざまな特殊機能が加わっています。
こうした検索結果に含まれるさまざまな形式を解説したヘルプ記事を Google は公開しました。
ページやサイトに最適な機能のアドバイスもしています。
「サイトの検索結果機能を有効にする」ヘルプ記事
検索結果の一般的なカテゴリとして、次が挙げられています。
- 通常の青色リンク
- 拡張機能
- リッチリザルト
- ナレッジグラフ カード
- 強調スニペット
- Onebox の検索結果
こちらは、通常の青色リンクの説明です。
こちらは、ナレッジグラフ カード の説明です。
こちらは、Onebox の検索結果説明です。
リッチリザルトは特別で、カーソルを当てるとポップアップが出現し、さらに詳細を説明しているデベロッパーサイトへリンクしています(後述)。
あなたのサイトに最適な機能は何?
このヘルプ記事の素晴らしい点は、それぞれのサイトやページに対して実装が適している機能を表形式でまとめていることです。
ブログであれば、「記事」「AMP」「ファクト チェック」「読み上げ」の特殊機能が向いています。
レシピサイトであれば、「レシピ」「カルーセル」「AMP」「クチコミ」が向いています。
サイトのジャンルを問わず、実装したいのは「パンくずリスト」です(ほかには、画像のベストプラクティス、モバイル対応など。大規模サイトなら「サイトリンクの検索ボックス」も)。
この表を参照して、自分の管理サイトでまだ取り入れていない機能があれば実装するのもいいでしょう。
検索結果での表現力が増せば CTR アップを期待できます。
検索ギャラリーの更新
デベロッパーサイトの「検索ギャラリー」ページにも更新が入りました。
検索ギャラリーは、リッチリザルトを主にした構造化データによって利用できる機能のタイプを一覧で紹介するページです。
簡潔な説明とスクリーンショットが掲載され、詳細ページへリンクしています。
英語版ページでは、サイト/ページのタイプでフィルタして、どのリッチリザルトが適しているかを絞り込めます。
このフィルタを利用して、どういった構造化データを構成するといいかを調べるといいでしょう(日本語ページにも同じフィルタ機能がそのうち追加されるはず)。
検索結果の特殊機能には、ナレッジグラフ カードや OneBox のようにサイト側では制御できないものもあります。
一方で、リッチリザルトに関しては構造化データの実装によって表示されるチャンスを高めることができます。
ヘルプ記事とデベロッパーサイトを参照して自サイトにふさわしい特殊機能を探してみましょう。
[H/T] Aaron Bladley