[レベル: 中級]
Googleは、ローカルナレッジパネルに「ウェブ上のレビュー」を追加しました。
「ウェブ上のレビュー」には、さまざまなレビュー系サイトから集められた平均評価が掲載されます。
レビューサイト運営者は、Review snippetsを設定することで「ウェブ上のレビュー」に含めてもらいやすくなります。
ローカルナレッジパネルに掲載された「ウェブ上のレビュー」
レストランやショップ、テーマパーク、公園など場所や建物に関係するナレッジパネルにウェブ上のレビューは掲載されます。
こちらは昭和記念公園のナレッジパネルに掲載されたウェブ上のレビューです。
Facebookとジョルダンのウェブページに投稿されているレビューの情報が採用されています。
こちらはテーマパークのウェブ上のレビューです。
こちらはレストランのウェブ上のレビューです。
レビューの採用元がそれぞれ異なっているのがわかります。
どこから引っ張ってくるかはアルゴリズムによって判断されます(提供元として選ばれやすくする方法は後述)。
最大で3つのサイトからのレビュー情報が掲載されます。
PC検索でもウェブ上のレビューを見ることはできます。
詳しく書かれたレビュー記事を引用する「Critics reviews」という機能が先月から米国では試験的に始まっています。
Critics reviewsとウェブ上のレビュー(英語では「Reviews from the web」)は両方とも掲載されます。
ナレッジパネルでのレビュー情報をGoogleは充実させるように取り組んでいるようです。
なおCritics reviewsは米Googleだけですが、「ウェブ上のレビュー」は世界中のGoogleで利用可能です。
Review snippetsの設定方法
さて、ここまでは一般ユーザーに向けての「ウェブ上のレビュー」という新機能の紹介です。
あなたがレビューを集めるサイトを運営しているなら、ローカルナレッジパネルのウェブ上のレビューに掲載されやすくすることができます。
ウェブ上のレビューは、技術的な用語では「Review snippets(レビュー スニペット)」と呼ばれます。
ローカルビジネスの場合のレビュー スニペットにはschema.orgを用いた次の2つの構造化データのマークアップが必要です。
- Review(レビュー)
- Local Business(ローカルビジネス)
構造化データを使うことにより、レビューのデータをGoogleは集めることができます。
そして、あなたのサイトでのレビューの対象とナレッジグラフに登録されているローカル”エンティティ“とを結び付けることができます。
レストランやお店、テーマパークなどのレビューを集めているサイトならレビュー スニペットに必要な構造化データを設定しておくといいでしょう。
ナレッジパネル経由でのアクセスが増えることが期待できます。