[レベル: 初級]
たとえ古いコンテンツであったとしても公開日の日付を提供することを Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は推奨しました。
日付の提示はユーザーの役に立つからです。
古くても日付を提示するべき、日付はユーザーの役に立つ
あるユーザーが Twitter でミューラー氏に次のように質問しました。
コンテンツの公開日をまったく書かないのと、本当に古くても書いておくのとではどちらがいいですか?
ミューラー氏はこのように返答します。
私にとっては、公開日がいつなのかわかったほうがいい。そのほうが高品質で古びることがないコンテンツだと認識しやすくなる。
Better for me is to know what the date was, that makes it easier to recognize high-quality evergreen content.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) August 16, 2019
質問者は続けて尋ねます。
古くなることがないコンテンツとは必ずしも限らなくて、ブランドや商品のレビュー記事とかだったらどうなりますか?
ミューラー氏は次のように返します。
日付を提供して何がいけないのか? 情報を求めてユーザーがそのページに行ったのであれば、日付はとても役に立つことがある。
What's wrong with providing a date? If users are going there for information, a date can be pretty useful.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) August 16, 2019
ユーザー視点で日付は大切な情報
ユーザーの視点で見てコンテンツ公開日の提示は大切だとミューラー氏は考えています。
ところが、記事が古いとわかると離脱してしユーザーが出ることを恐れてか、日付を明示しないサイトは珍しくありません。
近年の Google は、ニュース検索はもちろんのこと通常のウェブ検索をはじめ画像検索や Discover、強調スニペットでも新しさが重要な要素だと判断すれば、より最新のコンテンツを優先する傾向にあります。
こうした傾向もひょっとしたら関係しているのかもしれません(日付を書かないどころか、書き換えて偽りの日付を提示するのはほとんどスパム)。
不適切な日付がスニペットに表示されるのを嫌うといった理由もあるのかもしれません。
しかし、日付の取得はずいぶんと改善されているし Google がどのように日付を取得するかの仕組みも公開されています。
文字として日付を書かなかったとしても、スニペットには日付が出てくることもあります
僕個人としては、その記事の公開日は重要な情報です。
いつ書かれたものかを知りたい状況のときに、日付がわからないと非常にストレスを感じます。
ともすれば、公開日がわからなければそのページから離れるかもしれません。
日付がわかれば、古かったとしても古くなっている可能性があることを前提として記事を読むことができます。
ユーザー視点を考慮して、コンテンツには必ず公開日を明示することを僕も勧めます。
信用度を高めることにも日付は役立つことがありそうです。
もし公開後にコンテンツを大幅に更新したのであれば、「更新日」を追加することもできます。