[レベル: 中級]
GA4 が AMP をようやくサポートしました。
Google Analytics の Twitter 公式アカウントがアナウンスしています。
AMP is now supported in Google Analytics 4, ensuring that publishers using AMP are able to measure their website performance with GA4.
Learn how to implement the integration and get started today: https://t.co/WRkReaGOWZ
— Google Analytics (@googleanalytics) June 27, 2023
AMP が Google Analytics 4 でサポートされるようになりました。これにより、AMP を使用するパブリッシャーは、GA4 を使用してウェブサイトのパフォーマンスを測定できるようになります。
統合の実装方法を学んで、今日からスタートしましょう:
https://support.google.com/analytics/answer/13707678
GA4を AMP ページに追加する
AMP ページで GA4 を使用するには、次の 2 つの条件を満たす必要があります。
- Analytics がデータの収集と使用方法をどのように行うかについてユーザーに開示し、Analytics からオプトアウトできるようにする。具体的には、Google のプライバシーと利用規約へのリンク、および Analytics のオプトアウトページへのリンクを表示する。
- モバイルページ(AMP ページ)に AMP Analytics タグを設定する。
1 つ目は法的な対応ですね。
2 つ目が技術的な対応になります。
AMP ページにアナリティクスを追加する方法を説明したドキュメントはこちらです。
UA の頃からあったドキュメントですが、若干更新が入っています。
次のデータを GA4 で収集できます。
- ページデータ: ドメイン、パス、ページタイトル
- ユーザーデータ: クライアント ID、タイムゾーン
- ブラウジングデータ: 参照元、固有のページビュー ID
- ブラウザデータ: 画面の高さ、画面の幅、ユーザーエージェント
- インタラクションデータ: ページの高さと幅
- イベントデータ
GA4 になっても AMP では制限が存在します。
現時点では、次の機能はサポートされません。
- 同意モードの設定の管理
- Google シグナル、拡張モードなどの UI で実行される動的構成
- e コマースイベント
このほか、次を分析する際には追加設定が必要です。
- 同一ユーザーが、AMP ビューアでキャッシュにアクセスしたときと、サーバーから配信するページに直接アクセスしたときに紐付けるための AMP Client ID API の構成
- キャッシュと非キャッシュのデータを分けて分析するための設定
詳細はヘルプ記事とドキュメントで確認してください。
土壇場で GA4 が AMP をサポート
UA でのデータ収集が 7 月 1 日で終了します。
GA4 の AMP サポートの兆候がなかったのでこのままうやむやにするのかとも思っていたのですが、土壇場でサポートを発表しました。
それでも、数日前というのはいかがなものかと個人的には感じます。
なにはともあれ、AMP を今後も継続するのであれば、GA4 のサポートは一安心です。