Instant Pages(インスタントページ)、Search by Image(画像から検索)、Voice Search(音声検索)など新機能をGoogleが相次いでリリース

Googleは米フランシスコで、現地時間の6月14日9;30AMから「Inside Search」というイベントを開催しました。

このイベントの中でいくつもの新しい機能が紹介されました。

  • デスクトップ音声検索
  • 画像から検索&インスタント画像検索
  • インスタントページ

順に簡潔に説明します。

デスクトップ音声検索(Voice Search on desktop)

デスクトップ音声検索」では、マイクから発した音声で検索が可能になります。
検索ボックスに文字を入力する必要はありません。
モバイルではすでに導入されていましたが、デスクトップPCからも利用できるようになります。
今後数週間かけて、Google Chrome 11以上の英語の検索で始まります。

※この後も貼り付けるビデオたちは再生時間が短く、英語を理解できなくても見ればどんな機能なのか比較的楽に概要を把握できると思います。

デスクトップの音声検索は、英語からのスタートだそうですが、モバイルでは日本語の導入が真っ先だったので日本語での開始もそれほど時間はかからないんじゃないかと個人的に推測します。
長いクエリやタイプが面倒な状況(どんな状況?)のときには便利そうです。
でも会社とか周りに人がいる状況では恥ずかしいかも。(笑)

画像から検索(Search by Image on desktop)&インスタント画像検索

画像から検索」では、指定した画像から、その画像に近い画像を検索できます。
キーワードを入力するのではなく、すでにある画像を指定します。
画像の指定方法は3つあります。

  1. 検索ボックスにドラッグ&ドロップ
  2. 自分のPCからアップロード
  3. 画像があるURLを指定

画像から検索は数日以内にグローバルで開始されます。
Google Chromeの拡張機能とFirefoxのアドオンでも利用可能です。

人間の顔写真の認識には非対応だそうです。
自分の顔と似た人は探せないんですね(探そうとは思わないけど)。

また、インスタント検索が画像検索にも導入されました。
画像検索にはまだだったんです。

インスタントページ(Instant Pages)

「インスタントページ」は、検索結果に出てきたウェブページの先読み機能です。
ユーザーがクリックしなくても、リンク先のページを事前に読み込んでおき表示の体感速度を向上させます。

インスタント検索インスタントプレビューに続く、Googleが力を入れている「スピードアップ」のための機能になります。

面白いのは、検索結果に出てきたページをすべて先読みするのでもなく、また1位のページだけを先読みするのでもなく、ユーザーが必ずクリックするだろうと確信がもてるページを予測してそのページだけを先読みすることです。

安定公開を目指してまだテスト中です。
現在は開発版のみ、今週中にベータ版をリリース予定です。

先読みするということは、そのページにユーザーが実際にアクセスしなくても、サーバーへのアクセスが発生することになります。
アクセス解析に存在しないアクセスが計測される可能性がありますが、その辺りは考えているようです。
たとえばGoogleウェブマスターツールのトラフィックのデータは今までどおりで、この先読みに機能よる影響はありません。

速くなるのはユーザー側からしたらとっても良いことですね。
クリックされそうなページだけを先読みするというのは、SEOの観点からすると「やっぱり分かってるのね」という感じですね。

Instant Searchイベントはライブ配信されました。

Inside Searchイベントのライブ配信

僕は後半のInstant Pagesくらいからですべては見れませんでした。
後日、編集して全体が公開されると思います。

発表のあった機能については、Googleの公式ブログですでにアナウンスされています。
詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。