写真付きGoogle著者情報の表示が復活傾向か?

[対象: 中級]

昨年12月なかばにGoogleは、検索結果での写真付きの著者情報の適用条件を厳しくしました。
結果として、コンテンツ作者の写真付きで表示される結果が目で見て気付くくらいに減りました(事前の予告では15%減)。

しかし写真付き著者情報の表示が復活傾向にあるようです。

復活を示唆するMocCastのデータ

下は、MozCastのグラフです(MozCastは、Mozが提供する、ランキングの変動や表示形態の変化を計測するツール)。

MozCastでの著者情報の出現率

著者情報 (Authorship) が表示される検索クエリに絞り込んであります。
2月14日くらいから急に上昇しているのがわかります。

著者情報コミュニティでの報告

Google+での著者情報をテーマにしたコミュニティでも、12月に写真表示が消えたメンバーから最近になって復活を遂げたという報告が入っているようです。

ただ無条件に復活したわけではなく、ほとんどは問題があると思われる部分を修正していたとのことです。
たとえば、実質的なコンテンツがあるページにだけ著者情報を設定するように直していました。

問題点の修正

12月の”粛清”にあながが巻き込まれていたとしたら、著者情報の適用条件を見直して復活を目指してみるといいでしょう。

特に気を付けたいのは以下になります。

  • 適切なページだけに設定 — たとえばECサイトだったら、商品の一覧ページや商品の詳細ページへの著者情報の設定は不適切です。不動産サイトの物件紹介ページも対象外です。実質的に、あなたが独自に作ったコンテンツではないからです。商品を使った体験談や、その商品に関して独自に調べて作り上げた情報なら著者情報を設定できます。一般的には記事コンテンツが該当します(その他には、PDFやExcel、画像、動画などのコンテンツも対象になる)。
  • 鮮明な顔写真 — はっきりと識別できる顔写真を使う必要があります。導入初期の頃は”小細工”してイラストを認識させることができました。しかし見つかればすぐに消されます。また、顔写真であっても解像度が低かったりモノクロだったりすると適切な写真だと認識されないことがあります。あなたの”顔”が鮮明に写っている写真を使いましょう。

著者情報設定の注意点に関してはこちらの記事も参照してください。

これらに加えて、もちろんコンテンツ自体の質を高めることも著者情報の表示には重要です。

顔写真付きの著者情報が消えてしまったひとは、所有するコンテンツが著者情報の適用条件にそっていることを確実にして再表示に挑戦しましょう。