[レベル: 上級]
Google の AI チャット、Bard がコーディング能力を強化しました。
コーディングのアシスタント
プログラミングに関する次のようなタスクを Bard が実行できるようになりました。
- コードの生成
- コードのデバッグ
- コードの説明
C++ や Go、Java、Javascript、Python、Typescript など 20 以上のプログラミング言語をサポートします。
こちらキャプチャは、Python のコードを Bard に最適化させたときの結果です。

Bard が最適化したコードに加えて、どこをどのように最適化したかの説明が付きます。
Bard が生成したコードがうまく動かないときは、Bard にデバッグさせられます。
プログラミングを習得中の人は、既存のコードを Bard に解説させることができます。
Google Colab に直接エクスポート
言語が Python のときは、Bard が生成したコードを Google Colab に直接エクスポートできます。
コピー&ペーストは不要です。

📝Colab にエクスポート可能だと説明するメッセージ

📝右下のタテ 3 点ドットをクリックすると Colab へのエクスポートのメニューを選べる
間違った回答、いわゆる Hallucination(ハルシネーション)が依然としてひどい Bard ですが、コーディングに関しては Google は自信を持っているようです。
開発者の方は試してみるといいかもしれません。
日本でも Bard を利用可能に
なお、リリース当初は、米国と英国だけでしか Bard を利用できませんでしたが現在は国の縛りはなくなっています。
日本からでも利用できます。
ただし、サポートする言語が英語だけという制限は変わりません。
日本語を理解できないということではないので、英語以外の言語のサポートは今後の話でしょう。
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