Google、Search Consoleのウェブに関する主な指標のステータス定義を変更。しきい値ちょうども良好判定するように

[レベル: 中級]

Search Console の「ウェブに関する主な指標」レポートのステータスの定義を Google は変更しました。

良好のしきい値を「未満」から「以下」へ

LCP/FID/CLS のそれぞれの指標が良好と判定されるためのしきい値はこれまでは「〜 未満」でした。
これが、「〜 以下」に変わりました。
つまり、測定値がしきい値にぴったりだった場合も良好に含まれます。

ヘルプページの表は以前はこのようになっていました。

ウェブに関する主な指標のステータスの定義

現在は次のように更新されています。

ウェブに関する主な指標のステータスの定義

コア ウェブ バイタルの 3 つの指標の良好の定義が変わっていますね。

  • LCP: 2.5 秒未満 ⇒ 2.5 秒以下
  • FID: 100 ミリ秒未満 ⇒ 100 ミリ秒以下
  • CLS: 0.1 未満 ⇒ 0.1 以下

LCP が 2.5 秒だったページは、今までは「改善が必要」に分類されていました。
しかし、今は「良好」に分類されます。

FID の 100 ミリ秒と CLS の 0.1 も同様です。
これまでは「改善が必要」だったのが現在は「良好」になります。

良好ページが増えるかも

変更は、2021 年 2 月 17 日(太平洋時間)です。
この日を堺に良好ページがレポートで増加しているかもしれません。

とはいえ、しきい値上の数値が入るか入らないかの違いなので、好影響があるページが必ずしも存在するとは限りません。
それでも、条件が少しでも緩和されたのは歓迎したいですね。

ちなみに、ヘルプ記事に書かれている定義は、未満から以下へと、昨年 12 月下旬にはすでに更新されていました。
レポートに実際に反映したのが、今年の 2 月ということなんですかね?