ローカルビジネスの営業時間はschema.org標準の列挙値のみ、英語での記述必須

[レベル: 中級]

ローカルビジネス構造化データ (LocalBusiness) の dayOfWeek プロパティの値は英語で書かなければならないと、昨日の記事でお伝えしました。

技術ドキュメント更新が入りました。
定められた形式で英語で表記することが、明確に説明されるようになったので今日の記事で紹介します。

dayOfWeek 値は正式には URL で記述する

dayOfWeek プロパティの値に指定できるのは、DayOfWeek タイプです。
📝すずき注:dayOfWeekDayOfWeek は違う。先頭が小文字と大文字で異なる

DayOfWeek タイプは列挙型 (Enumeration Type)のデータです。
次のうちのいずれかから選択します(複数選択可)。

  • https://schema.org/Monday
  • https://schema.org/Tuesday
  • https://schema.org/Wednesday
  • https://schema.org/Thursday
  • https://schema.org/Friday
  • https://schema.org/Saturday
  • https://schema.org/Sunday

上から順に、月曜日・火曜日・水曜日・木曜日・金曜日・土曜日・日曜日です。
📝すずきメモ:国民の祝日を表す https://schema.org/PublicHolidays も schema.org では定義されているが、検索セントラルのドキュメントには含まれていない。Google がサポートしているのかしていないのかわからない

dayOfWeek の値は公式には、ここで示した URL で指定します。

短縮表記もサポート

dayOfWeek は URL が正式表記なのですが、URL のプリフィックスを除いた短縮表記もサポートされます。

  • Monday
  • Tuesday
  • Wednesday
  • Thursday
  • Friday
  • Saturday
  • Sunday

ただし、短縮表記は下位互換のため、将来的にサポートされなくなる可能性がゼロではなさそうです。
特別な事情がないかぎりは、URL 表記が安心かと僕は思います。
少なくとも、新規の場合は、URL 表記にしたいものです。

公式表記でも短縮表記でも英語で記述

公式の URL 表記であっても、曜日だけの短縮表記であっても、英語で記述しなければならない規則は同じです。

日本語で、月曜日・火曜日… と記述していたとしたら、修正が必要です。

なお、この記事を書いている時点では、日本語のドキュメントはまだ更新されていません。
日本語と英語が混ざった中途半端な説明のままです。

dayOfWeek

日本語(英語以外)の技術ドキュメントは更新が遅れます。
技術ドキュメントを参照するときは、最新版の英語ページも確認し、更新日を確認することをおすすめします。
英語版の方が新しい場合は、英語版を優先しましょう。