ファセットナビゲーションでのURLパラメータの推奨・非推奨

[レベル: 中級]

URL 構造のベストプラクティスを解説するドキュメントにパラメータに関する推奨・非推奨を Google は追加しました。

ファセット ナビゲーション URL のベストプラクティスとワーストプラクティス

絞り込み検索、いわゆるファセットナビゲーション (faceted navigation) で使用するパラメータ付き URL の推奨と非推奨は次のとおりです。

⭕️推奨

URL パラメータを指定する場合、キーと値のペアを区切るには等号(=)を使用し、追加のパラメーターを指定する場合はアンパサンド(&)を使用します。

例:

https://example.com/category?category=dresses&sort=low-to-high&sid=789

❌非推奨

コロン(:)や角括弧([ ])を使用して複数のキーと値のペアを区切る URL 構成は推奨されません。

例:

https://example.com/category?[category:dresses][sort:price-low-to-high][sid:789]

また、単一のカンマ(,)および二重カンマ(,,)を使用して、複数のキーと値のペアを区切る URL 構成も推奨されません。

例:

https://example.com/category?category,dresses,,sort,lowtohigh,,sid,789

パラメータ付き URL では推奨の構成が一般的です。

  1. ? でキーを指定
  2. =で値を設定
  3. & で以降のパラメータを繋げる

非推奨のパターンも稀に見かけますが、大多数のサイトでは標準になっている推奨に従っていると思われます。
非推奨のパラメータ構成では、クローラが解釈することが難しくなります。

補足

推奨の URL パラメータに従ったほうがいいのは、その URL を適切にクロール、インデックスさせたい場合です。
クロール、インデックスさせる必要がないのであれば非推奨のパラメータ構成でも問題ありません。
ここでの推奨・非推奨というのは、言い換えれば「検索エンジン フレンドリー」か「検索エンジン アンフレンドリー」かです。

また、ここで紹介したパラメータ構成は新たな仕様ではありません。
2014 年に公開されたファセット ナビゲーションのベスト プラクティスとワースト プラクティスのブログ記事の一部を転載したものです。
さすがに、10 年以上も前の記事なので埋もれてしまっています。
それでも、推奨・非推奨に関しては古い情報にはなっていません。

既存のサイトで推奨構成のパラメータをもし採用していなくても、クロール・インデックスに問題が発生していないのであればそのままで構いません。
しかし、問題が発生している場合は推奨構成への変更も検討したほうがいいかもしれません(パラメータ構成が原因とは限らないので慎重に調査・検証する)
一方で新規サイトでは、推奨パラメータを採用するようにしましょう。

#SEO #URL #パラメータ