Google、組織構造化データのドキュメントを更新:目的と利点をより明確に説明

[レベル: 上級]

組織(Organization)の構造化データについてのドキュメントの冒頭説明を Google は更新しました。

組織構造化データ冒頭説明の新バージョン

組織構造化データが Google 検索でどのように使用されるのかがより明確に説明されていることが更新の注目点です。

日本語ドキュメントは、この記事を書いている時点では未更新なので、英語ドキュメントを引用します。
更新された冒頭説明は次のとおりです。

Adding organization structured data to your home page can help Google better understand your organization’s administrative details and disambiguate your organization in search results. Some properties are used behind the scenes to disambiguate your organization from other organizations (like iso6523 and naics), while others can influence visual elements in Search results (such as which logo is shown in Search results and your knowledge panel). If you’re a merchant, you can influence more details in your merchant knowledge panel and brand profile, such as return policy, address, and contact information. There are no required properties; instead, we recommend adding as many properties that are relevant to your organization.

(僕による)日本語訳です。

トップページに組織構造化データを記述することで、Google が、組織の管理上の詳細をよりよく理解し、あなたの組織を検索結果で他と区別しやすくなります。

プロパティのなかには、検索結果に表示されるロゴやナレッジパネルなど、検索結果の視覚的な要素に影響を与えるものもあれば(たとえば、検索結果に表示されるロゴやナレッジパネル)、組織を他の組織と区別するために裏側で使用されるものもあります(iso6523naics など)。

販売事業者であれば、返品ポリシーや住所、連絡先情報など、販売事業者ナレッジパネルやブランドプロフィールにさらに多くの詳細を反映させることができます。必須のプロパティはありませんが、代わりに、組織に関連するプロパティをできるだけ多く追加することをお勧めします。

📝すずき注:読みやすいように改行を追加

更新前の冒頭説明は次のようでした。

You can use organization structured data to let Google know about your organization’s administrative details, for example, logo, address, contact information, and business identifiers. Google can make use of this markup in knowledge panels and other visual elements (such as attribution), which helps users to find your organization’s details on Google Search.

組織の構造化データを使用すると、組織の管理情報の詳細(ロゴ、住所、連絡先情報、ビジネス ID など)を Google に知らせることができます。Google がナレッジパネルやその他の視覚要素(アトリビューションなど)でこのマークアップを利用できるようになるため、ユーザーは Google 検索で組織の詳細情報を見つけやすくなります。

組織構造化データの使用と利点についてより詳細に説明

現バージョンでは、組織構造化データの目的と利点について、よりきめ細かい理解を提供し、識別、販売事業者固有の利点、プロパティ使用の柔軟性を強調しています。
また、このデータが、Google による組織の理解と検索結果での存在感を高める役割を果たすことにも触れています。

具体的には次のような点を強調しています。

  • 重点と目的 —— 組織構造化データが、Google が組織を理解し、検索結果での識別を明確にし、視覚要素やナレッジパネルに影響を与えるのに役立つことを強調。 また、販売事業者にとってのメリットにも言及
  • 識別と裏側での使用 —— 一部のプロパティが、他の組織と区別するために裏側で使用されることを明示(例:iso6523、naics)
  • 販売事業者向けのメリット —— 販売事業者が、組織構造化データを使用して、販売事業者ナレッジパネルやブランドプロフィールのより多くの詳細情報に影響を与えることができる方法についての言及を追加
  • 必須プロパティ —— 必須プロパティはないものの、関連するプロパティをできるだけ多く追加することを推奨

エンティティとして Google に確実に正確に認識させることに構造化データのマークアップは役立ちそうです。
特に、EC サイトより多くの露出機会があるのでさらに重要です。

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