[レベル: ALL]
コア アルゴリズムのアップデートを先週の月曜日(現地時間 4月16日)に実施したことを Google は Twitter で明らかにしました。
On Monday, we released a broad core algorithm update, as we routinely do throughout the year. For background and advice about these, see our tweet from last month: https://t.co/uPlEdSu6xp
— Google SearchLiaison (@searchliaison) 2018年4月20日
MIERUCA のランキングチェックツールも、直近1か月のなかでは最大の変動を記録しています(4月18日ですが、時差の関係やデータが行き渡るまでの時間によるタイムラグと考えるのが自然です)。
この記事ではアップデートの分析はしません。
その代わりに、コア アルゴリズム アップデートによって(悪い)影響を受けたときの対処方法を紹介します。
コア アルゴリズム アップデートの対処
コア アルゴリズム による影響を受けたときの対処方法として、前回のコア アルゴリズム アップデートの際に投稿したツイートを Google は引用しています。
このツイートに関してはブログで解説しています。
読んでいなければ、ぜひ読んでください。
3月のこのコア アルゴリズム アップデートについては、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏もその対処法も含めて最近の英語版オフィスアワーで触れています。
今回の4月のコア アルゴリズム アップデートについても共通する部分があるので紹介します。
関連性コアアルゴリズムの影響を受けたときはどうするべきか?
ほとんどの場合において私が悩ましいと考えるのは、多くのアップデートはむしろ(品質ではなく)関連性に関係しているからだ。そこでは、あるクエリに対して関連性を判断しようとしていて、全体的な品質を判断しようとしているわけではさほどない。
したがって、(順位が下がったとしたら)特定のクエリに対してあなたのサイトが正確に関連性がないと私たちが考えた場合ということになる。あなたのサイトが悪いサイトということではなく、単に特定のクエリに対する関連性の問題だ。
時間とともに、多くのサイトに起きることでもある。品質が本当に高いコンテンツかも知れないが、時間とともに、ウェブの全体像のなかで関連性があるとして見られなくなっただけの話だ。
だから、こうしたことは、サイトオーナーとして常にやっかいな状況の一種であることは私も理解している。なぜなら、以前の順位に戻るには何ができるかをあなたたちは見つけ出そうとするからだ。
特に関連性に関して言えば、何か悪いことをしたとか元に戻すために何かしなければならないとか、そういったわけではないこともある。ただ単に状況が変化しただけだ。
一方で、こうしたときに私がアドバイスするとしたら、あなたのウェブサイトについてユーザーがどう感じているかを知るためにユーザーからフィードバックをもらおうとすることだ。今とは違ったふうにやったり、違った層をターゲットにしたり、違ったふうに構成したりできないかということに関して本当に客観的なフィードバックを実際にもらうことだ。
トラフィック大きな変化があったときは、いつも言うように、技術的な詳細を入念にチェックすることもやはり推奨する――コンテンツがすべてクロールされているかとか、コンテンツが適切にインデックスされているかとか、そういったことだ。小さな変更であってもこうしたことは、影響をおよぼすことがありうる。技術的なことも入念にチェックすることを推奨する。
3月のコア アルゴリズム アップデートときのアドバイス(これは、実際には Danny Sullivan 氏からのアドバイス)と共通点がありますね。
順位が下がったからといって、それは必ずしもサイトに問題があることには繋がりません。
ユーザーが求めているものに対して、関連性だったり品質を評価する Google の方法・基準が変わったに過ぎません。
1か月前はユーザーのクエリに対して最適なコンテンツであったとしても、今日はそのクエリでは別のコンテンツのほうがユーザーにもっと役立つかもしれません。
“現在”のユーザーが何を求めているかを常に探求することが重要です。
そのために、ユーザーからフィードバックを得ることをミューラー氏は勧めています。
サイト管理者が良いと考えていることが、ユーザーにとっても本当に良いこととは限りません。
ユーザーの生の声に耳を傾けましょう。
あとは、技術的な間違いがないかをチェックすることも重要です。
クロールエラーが起きていたり、noindex や robots.txt でクロール・インデックスを気付かずに拒否していたりといったうっかりミスはありがちです。