Google、送料と返品に関する情報を検索結果の商品リッチリザルトに表示

[レベル: 上級]

送料と返品の情報を検索結果の商品リッチリザルトに Google は表示するようにしました。
まずは米国での導入です。

検索結果に表示される送料と返品の情報

こちらのキャプチャは、実際に、検索結果に表示される送料と返品の情報の商品リッチリザルトです。

送料と返品の情報

1 つ目は「Free 3-day delivery ・ Free 45-day returns」となっています。
送料無料で 3 日以内の配送、45 日間は返品無料です。

2 つ目は「$10 delivery」で、「送料 10 ドル」です。

こちらの商品リッチリザルトでは、「Free delivery ・ Free 30-dav returns」が表示されています。
「送料無料、30 日以内の返品無料」です。

送料と返品の情報

検索結果で見て安かったので、そのサイトに訪問して購入をまさに完了するときに送料が想像以上に高かったなんていう悪い検索体験を事前に防ぐことができます。
逆に言えば、送料無料であれば訴求力にプラスに働くでしょう。

また、返品ポリシーが事前に検索結果でわかるのはユーザーとってはありがたい仕組みです。

構造化データまたは Merchant Center で設定

送料と返品の情報を検索結果に表示する方法は 2 つあります。

  • 構造化データ
  • Google Merchant Center

1 つは、商品 (Product) 構造化データで送料返品に関するプロパティを追加します。

もう 1 つは、Merchant Center から送信する商品フィードで送料返品ポリシーの項目を設定しておくことです。

Search Console がレポート

Search Console の販売者のリスティング レポートで、送料と返品ポリシーが設定されていない場合は警告が記録されるようになります。

Search Console

エラーではなく警告なので無視できますが、商品と返品に関する情報を検索結果に評したいのであれば対応したほうがいいでしょう。

冒頭でも述べたように、送料と返品の情報の検索結果での表示は米 Google での導入です。
今後、利用できる国を増やすとのことです。
急ぐことはありませんが、手の空いた時間にでも対応しておきましょう。