[レベル: 初級]
ページに掲載している画像はウェブ検索のランキングには直接影響しないようです。
画像の内容がランキングに影響するのは画像検索です。
ビーチの画像でもグレーの画像でも気にしない
冒頭の説明は、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏がオフィスアワーで発言した内容を端的にまとめたものです。
特殊な方法で実装した Lazy-loading 画像を Google はインデックスできるかどうかという質問に対する回答の中に含まれています。
初めは、単純なグレーの四角い画像を読み込ませて、その後で、実際の画像を遅延読み込みさせているサイトの管理者からの質問でした。
ミューラー氏はこのように述べています。
かなり正直に言ってしまうと、ページにある特定の画像を私たちは見ていないと思う――「これはいい画像だ」とか「これはつまらない画像だな」みたいには言わない。
そうした画像を利用するのは画像検索においてだ。画像検索では、画像の内容を重視する。
だが、ウェブ検索のなかでは、四角の灰色画像なのかそれともビーチの画像なのかといったようなことを実際には気にしない。
ウェブ検索では、画像の中身を Google は考慮に入れていないのだそうです。
意外に感じました。
掲載している画像の内容によって、ユーザーの反応(リンクだったり、E-A-T を感じるかどうかなど)が変わるので間接的にランキングに影響を与えることはあるかもしれません。
しかし画像は、直接のランキング要因にはなっていないようです。
だからと言って、適当な画像で構わないということでは決してありません。
上位表示だけを目的とした画像の使い方は “SEO 脳” の証です。
画像検索では画像の内容は重要
一方で、画像の内容は画像検索では重要です。
その画像がクエリに関連しているかどうかがランキングに大きく影響します。
加えて言うなら、その画像を掲載しているページもランキング要因に含まれます。
画像単体での評価ではありません。
画像とページの両方の関連性と品質で Google は判断します。
画像検索のトラフィックを期待するなら、ページのトピックに合致した高品質な画像を利用するのがベストです。
当然そのほうが、ユーザーの満足度も上がるでしょう。
結果的に、ウェブ検索での評価も高まるかもしれません。