[レベル: 初級]
Google は、PC 検索での連続スクロールを廃止しました。
モバイル検索でも廃止予定です。
ページ分割する以前の検索結果に戻る
次のページへ移動するリンクをタップしなくても、スクロールすると 4 ページ分までを自動的に表示する無限スクロールは、2021 年 10 月に米国のモバイル検索でスタートしました。
2022 年 12 月には PC 検索にも導入されました。
始まりは米国からでしたが、遅れて日本の Google 検索にも導入されています。
こちらが連続スクロールの検索結果です。
現在は、検索結果 1 ページ目の下までスクロールするとそこで止まります。
連続スクロールの導入によって消滅していたページネーションのリンクが検索結果の底に再び現れています。
2024 年 6 月 25 日(太平洋時間)から、まず PC 検索で連続スクロールが終了します。
順次 機能停止していると思われ、まだ連続スクロールの検索結果を見られるかもしれませんが、いずれ見られなくなるでしょう。
モバイル検索でも来月中に連続スクロールを終了する予定です。
廃止理由は読み込み速度を改善するため
連続スクロールを廃止する理由を Google の広報担当は Search Engine Land に対して次のように説明したとのことです。
この変更は、ユーザーが明示的に要求していない検索結果を自動的に読み込む代わりに、より多くの検索でより迅速に結果を提供することを目的としています。
自動的に結果を追加読み込みしても、Google 検索に対するユーザーの満足度が大幅に向上することはありませんでした。
検索結果の読み込み速度を上げることが大きな理由です。
また、連続スクロールを導入してもユーザーが期待したほどには便利に感じなかったようです。
SEO への影響は?
以前のページ分割する検索結果に戻ることでどんな影響が考えられるでしょうか?
そもそも、連続スクロールが導入された時にどんな変化が起きたでしょうか?
調査データを持っていないので確かなことは言えないのですが、著しい変化を与えるような影響はなかったように思います
もし目立つ影響が発生していたとしたら、大きな話題になっているはずです。
オーガニック検索だけではなく、おそらく検索広告でも、大がかりな対応を迫られるほどの影響はなかったのではないでしょうか。
したがって、無限スクロールが停止され従来のページネーションに戻ったとしても、同様に大きな影響はないだろうと推測できます。
影響があるとしたら、Search Console の検索パフォーマンスレポートでしょうか。
連続スクロールでは、スクロールすると 2 〜 4 ページ目までは自動で表示されます。
今後は、ユーザーが能動的にクリックしない限りは表示されません。
インプレッションが減る可能性があります。
連動して、11 〜 15 位くらいまでは、ひょっとしたら若干のクリック減少もありえるかもしれません(が、先にも述べたように顕著な変化は起きないはず)。
目立つ影響は起きないだろうというのが僕の見解ですが、実際のところはデータを見ないと何も言えません。
昨日と今日を境に、表示回数とクリック数に多いな変化が起きていかどうかを各自でチェックしてください。
#Google #SEO #連続スクロール