[レベル: 上級]
Google Bard が、YouTube 動画の内容を理解するようになりました。
YouTube 動画を探し、内容に関して質問できる
たとえば、次のように Bard に尋ねます。
I’m looking for videos on how to make banana bread.
(バナナブレッドの作り方に関する動画を探しています)
すると、バナナブレッドの作り方を解説している動画を YouTube から Bard が見つけてくれます。
続けて、次のように質問します。
How much butter do I need?
(バターはどのくらい必要ですか?)
Bard は、先ほど見つけた 1 つ目の動画のレシピから 2 分の 1 カップのバターが必要だと教えてくれます。
YouTube 動画の内容を Bard はきちんと理解できています。
英語で利用可能、日本語の動画も対象
YouTube との Bard の連携は今のところ英語で有効です(詳しくは後述)。
しかし、英語で利用しさえすれば日本語の動画も対象になります。
日本語であっても動画の内容を理解しているようです。
エクステンションを有効にして連携
Bard と YouTube を連携するには、Extention(拡張)を有効にする必要があります。
Extention は 9 月にリリースされた機能で、英語で利用できます。
次の Google プロダクトと Bard を連携できます。
- Google Workspace (Gmail, Google Drive, Google Docs)
- Google Maps
- Google Flight
- Google Hotels
- YouTube
自分の Gmail のメールボックスを対象範囲にして Bard とやりとりできます。
たとえば、来期の新規事業について山田部長とミーティングすることになっていたが、いつだったか忘れてしまったので日時をやりとりメールのなかから探しだしてもらえます。
佐藤くんと SEO 動画を収録することになっていたけれど、話すトピックが何だったかをメールから見つけてもらえます。
📝すずき注:日本語で例を挙げたが、英語のみ現在は利用可能
プロンプトの内容を解釈して Bard が適切なプロダクトを自動で呼び出しますが、@ を付けることで明示的に指定したプロダクトを呼び出すこともできます。
Google プロダクトと連携できるのは、Bard ならではの強みです。
この記事の主題に話を戻します。
動画を探すだけなら YouTube の中で検索できます。
しかし、動画の中身に関して Bard とやり取りできるのは便利です。
長い動画を要約させたりキーポイントをまとめさせたりすることもできます。
日本語でも利用できる日を心待ちにしましょう。