[レベル: 中〜上級]
リッチカードが、世界中の Google モバイル検索で利用可能になりました。
日本でも利用できます。
リッチカードは、従来のリッチスニペットよりも視覚に訴える効果が高くなっているのが特徴です。
2016年5月に米 Google (google.com) で公開されました。
レシピと映画、飲食店のリッチカードをサポート
次の3つのジャンルでリッチカードがサポートされています。
- レシピ
- 映画
- 飲食店
こちらは、レシピのリッチカードです。
そのサイト専用 (host-specific) のカルーセルとして掲載されるのもリッチカードの特徴です。
上で見たチキンカレーのレシピは、楽天レシピだけのリッチカード カルーセルになっています。
こちらは、飲食店のリッチカードです。
食べログ専用のカルーセルになっています。
米 Google ではホテルもリッチカードカルーセルに掲載されます。
米国以外ではどうなのでしょう?
僕が調べた限りでは見つけることができなかったのですが、ホテルのコンテンツを扱うサイトを運用しているなら構造化データでマークアップ(後述)してみるといいかもしれません。
AMP にも対応
気付いた人もいるでしょうが、今見たレシピと飲食店のリッチカードには AMP⚡ マークが付いていました。
AMP 対応していれば AMP ページがカルーセルに掲載されます。
ただし AMP は必須ではありません。
AMP 対応していなければ、通常のモバイルページが掲載されます。
リッチカード表示には構造化データが必要
リッチカードとしてコンテンツをモバイル検索に表示するためには、構造化データでマークアップする必要があります。
詳細は、デベロッパーサイトで確認してください(英語)。
リッチカードは、リッチスニペットよりもずっとビジュアルで視線をひくのでクリック率アップが期待できます。
リッチカード対象のコンテンツを公開しているなら構造化データ(と AMP)を設定するといいでしょう。
なお、リッチカードのグローバル展開のアナウンスは日本版のウェブマスター向けブログで投稿されています。
公式アナウンスにも目をとおしてください。
また昨年5月に米 Google でのリッチカード公開をアナウンスした、英語版ウェブマスター向けブログの記事には更新が入っています。