[レベル: 上級]
Google は、日本での SGE (Search Generative Experience) を開始した模様です。
生成 AI が日本語で回答を作成
日本の Google で SGE が生成したスナップショットです。
VPN は利用しておらず、日本の自宅からいつもと同じように google.co.jp に普通に接続しています。
Google アプリからのモバイル検索でも SGE が稼働しました。
クエリによっては、スナップショットが自動で生成されない場合もあります。
「AI による概要を生成しますか?」と尋ねられ、「はい」を選択すると SGE が起動してスナップショットを作ります。
なお、SGE がまったく起動しないクエリもあります。
📝すずき補足:米 Google の SGE も同様
米 Google の SGE との違い
試した限りでは、米 Google での SGE とは異なり、スナップショットはテキストでの回答だけで構成されます。
たとえば、米 Google では、ショッピング系クエリでは購入可能な商品がスナップショットに並びます。
日本の Google では商品リストはスナップショットには出てきません。
米 Google でのアパレル系クエリでのタイル状の商品一覧も日本では出てきません。
他には、大きな画像や動画、地図、レビューも差し込まれません。
そして、何よりもリンクの挿入もありません。
米 Google では、最近スナップショットにリンクが挿入されるようになりました。
日本の SGE のスナップショットのデザインは、(米 Google の)初期のスナップショットと同じです。
時間とともに、更新されるのかもしれません。
YMYL クエリのスナップショットには注意書き
YMYL 系のクエリでは、スナップショットに注釈が加わります。
あくまでも情報提供であり、専門家に相談するようにと注意喚起します。
YMYL 領域の注意書きは、英語の SGE でも出てきます。
ハルシネーションあり
SGE であっても、LLM に付きもののハルシネーションも出現します。
ブログ記事を書くために、多くの時間をかけて日本版 SGE をまだ試していません。
新たに発見したことがあれば、別記事で共有します。
【UPDATE (2023/8/30)】
公式アナウンスが出ました。