[レベル: 上級]
「Page Annotations(ページ アノテーション)」という機能を iOS 版 Google アプリで利用できるようになりました。
Page Annotations は、閲覧中のウェブページに記載されているエンティティを、ページを離れることなく検索します。
人物、場所、製品などのエンティティを自動的に検索結果へリンク
人物や場所、製品、トピックなどのいわゆるエンティティがウェブページに書かれている場合、そのエンティティの単語をクリック可能なリンクとしてハイライトするのが Page Annotations の機能です。
たとえば、「Osaka Castle(大阪城)」という単語が記事に出ていたとします。
iOS 版 Google アプリは、この単語は重要なエンティティであると認識し自動的にリンクします。
その記事を書いた人がリンクを貼ったわけではありません。
リンクをタップすると、その単語(ここでは「Osaka Castle」)の検索結果(おそらくナレッジパネル)が出現します。
閲覧中ページにオーバーレイで出現するので、閉じれば、元のページを引き続き閲覧できます。
記事中に出てきた人物や場所、製品などについて知識がなく気になったときに、そのエンティティについてその場で調べられるようにしたのが Page Annotations です。
Circle to Search(かこって検索)で単語を指定すれば同じようなことができますが、自動でリンクしてくれるというのが Page Annotations では便利そうです。
Page Annotations からオプトアウト
先に説明したように、ウェブページに記載されているエンティティを Page Annotations は自動で検索結果にリンクします。
悪くいえば、ウェブページを改ざんしてリンクを挿入します。
しかも、Google 検索結果へのリンクです。
この処理を好まないのであれば、Page Annotations 機能を無効にできます。
こちらのオプトアウト申請フォームからリクエストします。
リクエストしてから 30 日以内に Page Annotations が指定したサイトでは無効化されます。
申請は 1 度だけで大丈夫です。
Page Annotations は役立ちそうな機能に思えます。
でも僕は Android ユーザーなので Page Annotations を体験できません。
米国・英語だけの機能だとは書かれていないので、日本でも利用できるのではないかと思うのですが、遭遇したら教えてもらえると嬉しいです。