[対象: 中〜上級]
通知することなくペンギンアップデートが更新されたという憶測がありました。
しかし、更新は実行していないとGoogleが明らかにしたことをSearch Engine Landが報じています。
昨年4月の導入以来、ペンギンアップデートは2度のデータ更新を実施しています。
1度目は1か月後の5月、そして2度目は半年後の10月です。
ペンギンアップデート更新が定期的に行われているように受け取れる発言をGoogle社員のJohn Mueller(ジョン・ミューラー)がウェブマスター向けハングアウトでしたのですが、これは一般的なリンク評価を意味しているようです。
ペンギンアップデートはパンダアップデートとは異なり、不定期での更新になることもGoogleは併せて伝えたとのことです。
パンダアップデートは、ほぼ1ヶ月間隔で現在は更新を繰り返しています(タイミング的には次回更新がそろそろですね)。
しかしペンギンアップデートは、同じ状態がすでに5ヶ月以上は続いていることになります。
ということは、ペンギンアップデートが標的にする不正なリンクなどのウェブスパムを行なっているサイトがこの5ヶ月間で新たに現れたとしても見つかることなくそのままで、一方ガイドライン違反を取り除いたサイトは依然としてスパム評価を受けたままということになりますよね。
アルゴリズム的には完成度が高くなっていたとしても古いデータを使ったままというのはどういう理由からなのか僕は疑問に思います。
いずれにしても、ペンギンアップデートの3度目の更新はまだ実行されていない模様です。