[レベル: 中級]
画像検索に改良を Google は加えました。
見た目の変更とアルゴリズムの変更の両方が含まれています。
画像検索にキャプション表示
画像検索結果に表示されるサムネイル画像にキャプションが付くようになりました。
これまでは単純に画像が並んでいるだけでした。
今はそれぞれの画像にキャプションが付きます。
キャプションには、その画像が掲載されているページの title タグが使われます。
情報が文字でも手に入るのは何の画像なのかを知るのに役立ちますね。
見た目の変更はほかにもあります。
画像検索結果の上部には関連画像を調べるための手助けになるタグが並びます。
このタグにサムネイル画像が付くようになりました。
文字だけよりも画像があるほうがイメージしやすいですね。
なお、サムネイル画像付きのタグは日本の画像検索にはまだ導入されていないようです。
画像検索アルゴリズムの変更
UI の変更は画像検索を利用するユーザーに関わるものです。
僕たちサイト管理者にとってもっと重要なことは、画像検索アルゴリズムの改良です。
次のような要因が画像検索において、より重要視されるようになりました。
- 権威性――画像を掲載しているウェブページの権威性がより重要視されるようになりました。
たとえば、日曜大工に関して画像を探したとすると、日曜大工というテーマに関連性(専門性)が高いサイトのページがより上位表示されやすくなります。雑多な日記ブログの「日曜大工に初挑戦しました!」のような記事に貼り付けられた画像が上位表示される可能性は低くなりそうです。 - 新しさ――コンテンツの新しさが重視されます。より最近更新された画像が上位表示されやすくなります。
クエリや画像の種類によっては、ずっと上位表示し続けるのは難しくなるかもしれません。 - 主要で、上部に配置――その画像が主要なコンテンツで、またページの上部にあるほうが上位表示されやすくなります。求めていた画像をユーザーが見つけやすくするためです。
そのページのトピックに関連している(なるべく大きな?)画像をページの上の方に配置することが画像トラフィックを増やす秘訣の 1 つと言えそうです。
Google は画像コンテンツの提供にも力を入れているようです。
この記事で紹介した画像検索の改良のほかにも、Google Lens や AMP ストーリーといったビジュアル性を特徴にしたプロダクトを、検索における画像コンテンツの提供手段として組み込んできました。
こちらは、明日以降の記事で紹介します。