[レベル: 中級]
Search Console のカバレッジ レポートを Google は改良しました。
4 つの改良
改良点は 4 つあります。
- クロールエラーを廃止
- 「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録」の警告
- インデックス登録済み（コンテンツなし）
- ソフト 404 をより正確に
クロールエラーを廃止
除外にレポートされることがあった「クロール エラー (crawl anomaly)」を廃止しました。
今後クロールエラーに対してはもっと具体的な内容を指摘します。
「クロールエラー」のヘルプでの説明です（すで削除されている）。
「不特定のエラーが発生しました」と言われても、たいした手がかりになりませんね。
「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録」の警告
サイトマップで送信しているけれど robots.txt でブロックされている URL がインデックスされたとき、以前はエラーとしてレポートに出てきました。
改良後は、「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました」の警告としてレポートに出てきます。
インデックス登録済み（コンテンツなし）
「インデックス登録済み（コンテンツなし）」が警告に追加されました。
ヘルプはこの警告を次のように説明しています。
このページは Google のインデックスに登録されていますが、なんらかの理由でコンテンツを読み取れませんでした。ページが Google にクローキングされているか、Google がインデックスに登録できない形式になっている可能性があります。この状態は、robots.txt によるブロックが原因ではありません。
ソフト 404 をより正確に
ソフト 404 をより正確にレポートするようになりました。
実際にはソフト 404 ではないのに、ソフト 404 として警告してくるケースがしばしばありましたが、こういった誤検出が減ると思われます。
修正検証が再開
エラーや警告を修正したあとに再クロールをリクエストできる [修正を検証] 機能が無効になっていました。
現在は再び使えるようになっています。
カバレッジ レポートの改良作業にともなって一時停止になっていたようですね。
インデックス状況を把握するためにカバレッジ レポートは役に立ちます。
より正確なデータを改良によって入手できるようになりました。