Google Bardにいくつもの新機能がリリース:Googleレンズの組み込み、回答の読み上げ、トーン選択など

[レベル: 上級]

Google は Bard に数多くの機能を追加しました。

  • Google レンズの組み込み
  • 回答の音声読み上げ
  • 会話のピン留めと名前変更
  • 会話の共有
  • トーンの選択
  • Replit へのエクスポート

Google レンズの組み込み

画像をアップロードして、Google レンズの画像認識を利用できるようになりました。

たとえば、名前のわからない食べ物の写真をアップロードして名前を調べられます。

Google レンズの組み込み 📷ワカモレとトルティーヤチップスの写真をアップロードして「この食べ物は何?」と(英語で)尋ねた

画像について問い合わせるだけで、画像の編集はできません。

Bard での Google レンズ利用は、まず英語で提供されました。
他の言語にもまもなく導入する予定です。

回答の音声読み上げ

Bard の回答を音声で読み上げさせることができるようになりました。
日本語で利用できます。

マイクのアイコンをクリック/タップすると回答を読み上げます。

回答の音声読み上げ

なお、男性の声です。

会話のピン留めと名前変更

会話をピン留めできるようになりました。
会話履歴の先頭に固定できます。
また、名前を変更できるようにもなりました。

会話のピン留めと名前変更

会話のピン留めと名前変更は日本語で利用できます。

会話の共有

会話を共有できます。
共有アイコンから共有 URL を作成できます。

会話の共有 会話の共有

会話の共有機能も日本語で利用できます。

トーンの選択

回答のトーンと文体を選択できるようになりました。
まずは英語での提供です。

トーンの選択

次の 5 種類のトーンから選択できます。

  • Simpler(簡潔に)
  • Longer(長く)
  • Shorter(短く)
  • More professional(専門的)
  • More casual(砕けた)

Replit へのエクスポート

Google Colab に加えて Replit にも Python コードをエクスポートできるようになりました。

Replit へのエクスポート

Replit へのエクスポートは日本語でもサポートされています。

いくつもの新機能がリリースされました。
基本的には、使いやすさを改善する機能です。
競合にあたる ChatGPT や Bing チャットにはないものも含まれています。

とはいえ、AI チャットで肝心なのは回答の正確性と洗練性だと僕は考えます。
僕が日常的に利用するのは、ChatGPT と Bing チャット(と、今のお気に入りは Claude)です。
最近は Bard を使っていないのですが、回答の性能も向上しているのでしょうか?
Bard の性能を Google は意図的に制限しているとのことでしたが、性能の向上にも期待します。